北秋田市議会 > 2020-06-15 >
06月15日-02号

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  1. 北秋田市議会 2020-06-15
    06月15日-02号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 2年  6月 定例会       令和2年 北秋田市議会6月定例会会議録                        (令和2年6月15日)第2日目 令和2年6月15日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    12番  大森光信        13番  長崎克彦    14番  板垣 淳        15番  関口正則    16番  堀部 壽        17番  佐藤重光    18番  中嶋洋子        19番  松橋 隆    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    11番  松尾秀一3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   健康福祉部長   石崎賢一 市民生活部長   小松正彦   産業部長     金澤聡志 産業部政策監   米澤田茂   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小笠原吉明  会計管理者    小坂竜也 消防長      長岐篤市   総務課長     松橋みどり 総合政策課長   三沢 聡   財政課長     佐藤栄作 市民課長     小笠原 武  福祉課長     小笠原 隆 高齢福祉課長   宮腰正樹   農林課長     福田公人 教委総務課長   金田浩樹4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     佐藤 誠   次長       佐藤敏文 副主幹      野呂康一5、会議事件は、次のとおりである。       令和2年 北秋田市議会6月定例会議事日程                               (第2)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1. 2番 三浦倫美            2.14番 板垣 淳            3.18番 中嶋洋子            4. 8番 久留嶋範子            5. 6番 佐藤光子 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 ただいまの出席議員が定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、11番 松尾 秀一議員からは欠席届が提出されております。 新型コロナウイルス感染予防策として、市長、副市長、教育長以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。また傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、席の間隔をあけて着席していただくほか、マスクを着用していただきます。   (開議)                     (9時59分) ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問を行います。 質問時間は1人30分以内としており、全員が一問一答方式を選択しておりますので再質問の回数制限はありません。ただし、さかのぼりの質問や通告外の質問の波及は認めませんので、通告項目に従った質問をお願いいたします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、2番 三浦 倫美議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 2番 日本共産党議員団、三浦 倫美です。一般質問を行います。 1、新型コロナウイルス感染症対策について。 ①市の職員体制について。 新型コロナウイルス感染症は、世界的に見ても今まで経験したことのない規模での感染の拡大に社会的な混乱が広がっています。感染により亡くなられた方々にお悔やみを申し上げ、感染された方々にお見舞いを申し上げます。また困難な状況の中、奮闘しておられる医療現場、介護・福祉現場の方々を初め、あらゆる分野でご尽力されている皆様に敬意を表します。 ここ北秋田市においても、感染予防対策に伴う行動自粛の要請等により、市民生活や地域経済に大きな影響が生じております。国・県、市も支援制度を打ち出していますが、長期化、深刻化する苦境に対し支援策はまだまだ不十分であり、市民要望も切実です。国内の感染状況や国等の支援策も日々激動しており、流動化する難しい状況の中で連日市民要望を受け止めつつ、様々な制度の手続の対応、また通常業務を支えておられる市職員の皆様のご尽力に改めて敬意を表します。 国・県の制度であれ、手続などの業務は市職員が担い市民の支援につなげています。膨大な業務による過重労働、また深刻化している市民要望への対応など精神的ストレスも計り知れないことと思います。心身の過重負担により職員が疲弊し業務が滞ってしまったら、市民の暮らしを守ることができなくなってしまいます。市民の命と暮らしを守るとりでである市行政は、市職員の心身の健康あってこそ成り立つことと思います。 滋賀県大津市では、4月に市職員11人が新型コロナウイルスに集団感染し、4月25日から5月6日まで12日間、本庁舎が全面的に閉館となり、職員約1,200人が自宅待機になったとの報道がありました。行政の機能不全を防ぐためにも、改めて庁舎内の感染防止策や市職員が心身健康に働ける職場環境の改善が重要視されております。また人員拡充についても検討していく必要があると思います。現在、庁内職員間での連携が図られていることと思いますが、平時の通常業務においてのぎりぎりの人員数では、いつ起こるか分からない有事の際の対応に無理が生じ業務が破綻してしまいます。平時から有事にも対応可能な人員拡充が必要ではないかと思います。今回のような感染症対応においては、第2波、第3波にも備え、特に保健師、消防職員の拡充は急務であり、この機会に検討すべきと思います。そして今、市民生活が大変なときだからこそ、市民の痛みに寄り添うためにも市職員の意欲を支える処遇改善は重要です。地域経済の低迷、閉塞感、負の悪循環を増幅させないためにも、市職員が心身健康で安心して働けるよう、今こそ職場環境をよりよくすべきとの思いから次の3点について質問いたします。 1)市職員の業務内容の変化は。 2)庁内の連携はどのように図られていますか。 3)長期化を想定し、行政の疲弊や機能不全を防ぐため、職員の処遇改善や人員拡充を図るべきと思いますが、当局の考えをお聞かせください。 以上、檀上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  それでは、答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの三浦 倫美議員のご質問にお答えをしてまいりますが、初めに大きな項目1番、新型コロナウイルス感染症対策について3点ご質問いただいておりますが、関連がございますので一括してお答えをさせていただきます。 市職員の業務内容の変化でありますが、各種会議や集会、イベント等については国及び県の新型コロナウイルス感染症対処方針に基づき中止または縮小するとともに、感染拡大防止策として在宅勤務の実施や県外への出張の中止を周知をしております。 また、職員の勤務状況については、小中学校の臨時休業により、子供の世話のため勤務することが困難となった場合には、職員、会計年度任用職員とも給料や手当に影響の出ないよう休暇制度の整備を行ったほか、休業により出勤停止となったサポート員については、その出勤日を夏休みの短縮により確保し、さらには希望に応じて放課後児童支援として勤務できるよう対応をしております。 また、市の機構については、4月22日に緊急経済対策事業を所管する新型コロナウイルス感染症緊急経済対策室を設置し、室長を含め6名の職員と会計年度任用職員4名を新たに任用し、計10名を配置いたしました。申請書確認作業や袋詰めの際には他の部署から交代で延べ100名以上の職員が協力に当たり、全庁一丸となって対応しており、5月11日に市内全世帯に申請書を発送し、5月14日には1回目の振り込みを開始するなど迅速かつ正確に事業が遂行できております。給付金事業については市民の皆様のお手元に一日でも早くお届できるよう週3回の振り込みを実施した結果、6月12日現在で対象の97.6%の給付を終えることができました。 なお、三浦議員からもご心配をいただいておりますが、緊急事態でありますので通常業務と比較して職員の負担はあるものと認識をしておりますが、業務時間を把握しつつ、追加の経済対策の実施や長期化も想定しながら必要に応じて人事異動を実施するとともに、職員適正化計画の範囲内でめり張りをつけた職員配置についても検討してまいります。 また、本定例会に職員に防疫等作業手当を支給する条例改正を提案しておりますように、職員の処遇改善にも適宜対応をしてまいります。 以上が、三浦 倫美議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  私の質問の趣旨でありました、市民の皆さんの命と暮らしを守るために、またそのとりでであります市の職員の皆さん、この行政のシステムそのものを守ることは大事だと、心身の健康が一番だということで環境改善ということを質問したわけですが、この点について市長と共感できるということを今の答弁で分かりました。特に今回の議会に提案されました条例の一部改正、これはその土台とした中でやはり早急に判断した条例の一部改正だなと思います。 この条例改正の解説の中にもありますが、資料の中の提案理由の中に、新型コロナウイルス感染症等から市民等の生命及び健康を保護するため緊急に行われた作業に従事した場合に、特殊勤務手当を支給するために条例の一部改正を行うとして市職員の特殊勤務手当、また消防職員の特殊勤務手当のこの条例を改正するということが提案されました。具体的にも進み始めているということを確認できましたし、先ほどの答弁の中にありましたが、正職員だけでなく会計年度任用職員、全ての職員に対してそのように不都合なことのないように、さらに改善の方向で考えられているということが確認できましたので、この大きな土台となる大事なところを踏まえつつ、私も皆さんと一緒に頑張っていきたいと思いますので、この方向で進めていただきたいと思います。 ということで、今日の質問はこれで終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、2番 三浦 倫美議員の一般質問を終わります。 今後の一般質問にあっては、質問者の通告内容に応じた課長が出席して説明員席に座る人数を減らし、質問者ごとにその調整を行った上で進めますのでご了承願います。 説明員の移動のため暫時休憩いたします。   (休憩)                    (10時14分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   (再開)                    (10時15分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 14番 板垣  淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) おはようございます。 新型コロナウイルス感染症で犠牲になられた方や感染された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。また本市の感染症対策本部緊急経済対策室を初めとする市職員の皆さんのご尽力並びに自粛要請に応えた市民の皆様に敬意と感謝を申し上げます。 今回の一般質問は、コロナ感染症の対応についての1点だけです。 質問①危機管理の基本的考えを問う。 1)災害等において市民の健康と暮らし・営業を守るための行政の役割をどう認識しているか。 今回のコロナ禍のようなとき、行政は何をどのぐらいやるべきか。その答えは憲法25条、生存権、29条、財産権並びに地方自治法の精神である住民の命と健康を守り福祉の増進を図るにあります。その立場で奮闘されることを期待するものであります。 そのことの一例を挙げますと、当市が行っている事業継続支援金1回きりの20万円は十分ではありません。といっても商売を休業した場合の損失を市が全額補填するというわけにもいきません。その兼ね合いも含め行政は何をどのくらいやるべきなのか、市長の考えをまずお聞かせください。 ②第2波以降への対策。 1)感染拡大防止に向けて医療・福祉体制は整っているか。 3月、4月に、全国で幾つもの病院が感染拡大の温床になりました。これは今後の教訓にしなければならないことです。当市では5月20日の臨時会で仮設診療所の設置が決まり、秋田県においてはPCR検査がこれまでは秋田市だけでしかできなかったのが、今度は県北でもできるようになりました。感染拡大防止に向けた環境づくりは整いつつあるものと思っています。 では、既存の病院はどうか、当市では軽症者が発生した場合あるいは中等症、重症者が発生した場合、それぞれどのような措置で一般患者と接触させない対策が取られているか、医療スタッフの安全はどう図られているか、これは福祉施設にも同じことが言えますので併せて答弁していただき、市長の口から市民に安心を与えていただきたいと思います。 ③経済回復を目指す取組。 1)市の観光・宿泊施設の現状と解決策。 市が指定管理させている観光・宿泊施設において、コロナ禍の影響はどうなっているか、収入減への対応はどうするのか、現時点での見通しをお示しください。また従業員への雇用調整助成金などの対応はしっかり行われているか、答弁を求めます。 2)市民や民間への支援策はスムーズに進んでいるか。 この間、国の10万円の特別定額給付金、市の事業継続支援金学生生活支援臨時給付金などが実施されております。事業はそれぞれ順調に行われていますでしょうか。その中で特に特別定額給付金10万円のオンライン申請についてお聞きします。秋田市など全国幾つもの市町村が時間と手間がかかり、かえって混乱するとの理由でオンライン申請を途中でやめました。当市は継続しましたが問題や課題はなかったかどうか、お尋ねします。 3)今後予定している支援策は何があるか。 市長は、5月20日の臨時会で私の質問に、第2弾、第3弾とやっていきたいと答えられましたので頼もしく受け止めました。しかし今議会の一般会計補正予算案(第3号)には支援策が一つもありません。スピード感が大事なのにです。秋田県は経済が回る施策を進め、今日6月15日からはプレミアム飲食券も使用が開始されました。それらの施策で県財政は財政調整基金がゼロになりました。財調ゼロがいいことだとは思いません。しかしコロナ禍は非常事態だったわけです。読んで字のごとし通常にあらず、あるいは常識にあらずで、財調を使い果たしてでも県民の暮らしと営業を守るという思い切った姿勢は評価すべきことだと思います。翻って当市はどうか、いつ、どのような支援策を予定しているのかお知らせください。 最後、④子供たちの健康と教育を推進する取組。 1)休校による弊害とそれを取り戻す対策は。 3月と4月、一斉臨時休校となりました。3月は卒業式など一生の思い出となる行事もあり、大きく成長する節目の時期です。唐突な休校はその機会を奪いました。休校が駄目だというのではありませんが、準備と対応がないまま休校となったのではないか、あるいは子供たちに対し休校の意味、過ごし方、コロナ対策の指導が不十分なまま休校となったのではないか、疑問が残ります。 4月は、県内のALTと生徒が感染しました。3月休校のときは県内で感染者はおらず、4月開校のとき感染者がいたわけです。そして再度休校となりました。これら一連のことには市内の保護者の方からも不安の声がSNSにアップされておりました。 以上、一斉臨時休校は正しい判断だったのか、いつ来るかしれない第2波以降に備えるためにも、休校による弊害を取り戻すためにも、早いうちに検証しておく必要があるのではないでしょうか。市長、教育長の見解を求め、この場での質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの板垣  淳議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目として1点、新型コロナウイルス感染症への対応についてとご質問いただいておりますが、④の子供たちの健康と教育を推進する取組として、1)の休校による弊害とそれを取り戻す対策はのご質問は、後ほど教育長のほうから答弁させますので、よろしくお願いいたします。 初めに、①の危機管理の基本的考えを問うとして、1)災害等において市民の健康と暮らし・営業を守るための行政の役割をどう認識しているかというご質問であります。 災害対策基本法に、災害対策に係る基本理念と市町村の責務を定めた条文がございます。そこには災害が発生した場合において被害の最小化及びその迅速な回復を図ること、国及び地方公共団体は適切な役割分担と相互の連携協力を確保すること、人の生命及び身体を最も優先して保護することなどが掲げられているほか、市町村の責務として基本理念にのっとり、住民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、防災に関する計画を作成し実施することとされております。 今般の新型コロナウイルス感染症に関しても、人命に関わる感染症の感染拡大防止を最優先にしつつ、市民の皆様の暮らしを守る緊急経済対策においては、雇用の維持と事業の継続を主眼に経済波及効果の高い各種施策を展開することといたしております。 次に、②の第2波以降への対策として、1)感染拡大防止に向けて、医療・福祉体制は整っているかとのご質問でありますが、第2波以降への感染拡大防止に向けた体制といたしましては、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業実施要項に基づき、北秋田保健所の指導の下、鷹巣医師団や関係団体と連携しながら医療体制を構築し、感染拡大防止に向けて取り組んでいくこととしております。現在、北秋田市民病院の駐車場敷地内に、秋田県帰国者・接触者相談センターから紹介された軽症者が病院内に入ることなくドライブスルー方式で医師の問診やPCR検査を受けることのできる仮設診療所の設置を進めており、鷹巣医師団や市民病院の運営協力を得ながらPCR検査等の受けやすい環境を整えてまいります。 北秋田市民病院の医療提供体制につきましては、感染症病床が4床あり、一般患者と接触しないように出入口や診療室への動線を別にしております。 なお、従事スタッフは担当医師2名、看護師7名の配置を予定しており、クラスター発生を避けるためスタッフの一時宿泊先を病院内に設ける等の感染症対策を講じております。福祉施設につきましては、インフルエンザや胃腸炎、ノロウイルスなどの感染予防対策として手洗いやうがいの励行、施設内の定期的な換気と消毒、利用者の健康状態の変化の確認、職員間の情報共有などを日常的に実施しておりますほか、このたびの新型コロナウイルス感染症への対応として従来の取組をさらに強化するとともに、国・県からの指導を基に施設入口での検温実施や、密閉、密集、密接を避けた状態の確保を実施しており、職員や利用者が県境を越えて外出した場合については帰宅後2週間は様子を見るなどの対応を取っています。 緊急事態宣言が解除されました現在においても、依然として油断ができない状況であることから、今後も引き続き感染を意識した予防対策に努めてまいります。 次に③の経済回復を目指す取組として、1)市の観光・宿泊施設の現状と解決策とのご質問でありますが、議員ご案内のとおり、国が4月7日に新型インフルエンザ特措法に基づく緊急事態を宣言し、16日には全国に対象を拡大しております。これに合わせて県の緊急事態措置により、観光・宿泊施設に対し4月25日から5月6日までの休業要請が出されましたので、市内の各施設でも利用時間の短縮や休館を実施しておりました。この間、国・県、市がそれぞれの立場で観光事業者に対し、資金繰り、雇用の維持、事業の継続といった支援を行ってきたところであります。 指定管理施設につきましても、指定管理者と協議の上、利用時間の短縮や休館を実施し、感染拡大防止を図るとともに、観光事業者として国の雇用調整助成金や持続化給付金、県の新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金、市の事業継続支援金等を活用していただき、活用できない場合には他の支援策を検討するなど、損失が最小限となるよう市としてもサポートを続けております。 今後は、移動の自粛も段階的に緩和されることが予想されますが、当面は感染の再流行に留意しながらの経済活動となりますことから、国や県の動向を踏まえ、県内観光の振興や全国への発信等に向けた対策を検討してまいります。 次に、2)市民や民間への支援策はスムーズに進んでいるかというご質問であります。 国の特別定額給付金につきましては、5月12日より当市第1弾の3つの支援策であります事業継続支援金学生生活支援臨時給付金緊急子育てサポート給付金については、5月25日より申請書の受付を開始しております。6月12日現在の支払い状況でありますが、特別定額給付金は対象世帯1万4,015世帯、3万1,185人に対し30億4,350万円、率にして97.6%の給付となっております。事業継続支援金につきましては213件、学生生活支援臨時給付金は222件、緊急子育てサポート給付金は1,669件の申請を受け付け、順次支払いを行っておりますが、対象者には申請漏れがないよう、今後広報等で周知を図ってまいります。 また、オンライン申請のお話がありました。オンライン申請につきましては短時間で申請できるメリットの反面、申請者の世帯確認は職員が手作業で行いますので、申請が多ければそれだけ多くの時間が必要となりますが、当市におきましては6月12日の現在で172件の申請があり、全て支払われております。 次に、3)今後予定している支援策は何があるかというご質問でありますが、先ほどお話ししました緊急経済対策第1弾に続き第2弾として6つの支援策を検討させていただいております。 1つ目は、現在実施しております事業継続給付金の拡充であります。事業継続給付金コロナウイルス感染症拡大防止のために、県の休業要請に応じた事業所と直接的に影響を受ける事業者を対象に支援を行っておりますが、理美容院、鍼灸と整体院等については、社会生活の維持に必要な業種として位置づけられ休業要請の対象外となっておりますが、不要不急の外出自粛が求められている中で売上げが大幅に落ち込んでいる状況から、その支援について検討しているところであります。また利用者の減少により収入が大幅に落ち込み、市が運営に重要な責務がある観光業事業者についても経営の安定化を図るため支援を検討しております。 2つ目は、市内宿泊施設への支援として宿泊者半額応援事業であります。県内観光客の宿泊需要を取り込むため、秋田県民が当市の宿泊施設に宿泊した場合、宿泊料の半額を助成し、利用者の負担軽減を図り、市内への誘客促進と経済波及効果を狙った支援を検討しています。 3つ目として、地場産品消費応援事業であります。不要不急の外出自粛が続いたことで観光地や飲食店からの客足が遠のき、比内地鶏の消費量が大幅に落ち込んでいることから、市内の宿泊施設に宿泊した利用者に対し当市の比内地鶏関連商品をプレゼントするものです。消費と生産・販売需要の拡大を推進するとともに、関係業者を応援し雇用維持につなげ、市の地場産品や特産品をPRすることでリピーターの獲得を狙った事業となっております。 4つ目は、スーパープレミアム付応援チケットの販売であります。業種を問わず申込みのあった市内の全ての店舗で利用でき、今までにないプレミアム率で市内の消費を刺激し、消費拡大を図ることを狙いといたします。 5つ目としては、当市が誇る森吉山のゴンドラや太平湖の遊覧船並びに大太鼓の館などの観光文化施設に無料招待する北秋田市が誇る観光文化施設無料招待事業であります。この事業は当市が所有する観光施設について、市民、県民にとどまらず当市を訪れる全ての方を対象に無料で招待する事業となっております。市民が地元の自然や文化、歴史に触れ親しんでいただくことで市内の魅力を再発見し、不要不急の外出自粛から来るストレスを解消するための機会を提供するとともに、市外からのお客様については宿泊者半額応援事業を活用していただきながら観光文化施設で当市の魅力に触れていただき、滞留型観光の目玉にしたいと考えています。 6つ目として、政府が推奨する新しい生活様式に対応する環境を整えていただく新しい生活様式への対応支援事業であります。新しい生活様式を日常生活に取り入れ、市民や市外から訪れた方々が安心して宿泊や飲食等ができる環境を整備する費用を助成する事業となっておりますので、人との接触機会の多い事業所には特に活用していただきたいと考えています。 今後もコロナウイルス感染症対策については、再流行に備えた感染拡大防止や地域経済を下支えする施策について、常に情報の収集及び把握に努めてまいります。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  それでは、続いて教育長から答弁をお願いします。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から板垣  淳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の1、新型コロナウイルス感染症への対応についての④子供たちの健康と教育を推進する取組として、1)休校による弊害とそれを取り戻す対策はとのご質問でありますが、このたびの新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策として、学校では令和元年度は3月2日から19日まで、令和2年度は4月22日から5月6日までをそれぞれ臨時休業日としました。感染の流行を早期に収束させること、何よりも子供たちの健康、安全を第一に考えることなどがその理由でした。 この間、子供たちに基本的には自宅で過ごすこと、不要不急の外出を避けることをお願いするとともに、各校では学習に必要なプリントを家庭訪問や保護者の来校により配付するなどして対応してまいりました。また定期的に学級担任等が電話で児童生徒の情報を聞き取ってあげますなど、各校の実情に合わせた対応を取っております。この自宅待機で児童生徒はつらい思いをしたものと推察しておりますが、5月7日の再開以降、十分な感染対策を取った上で学校生活が始まっており、今回の休業による心のケアが必要な児童生徒は今のところおりません。 学習内容の回復としては、4月、5月の臨時休業でできなかった7日分を夏季休業の短縮により7日分回復することとしました。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  5月29日付の「週刊朝日」の見出しが、「決め手は首長のリーダーシップ」、サブ見出しが「独自支援で頑張る地方自治体50」という見出しで記事を掲載しました。地方自治体の真の力が試されているという趣旨の記事でした。ぜひ、ほかの50に負けないぐらい頑張っていただきたいなというふうに思っているところです。 再質問は、②の医療福祉体制についてから伺います。 市長の答弁を基本的に了といたします。初めてのコロナ禍の中にあっても、でき得る限りの対策を考えてやってくれているなというふうに思って安心しましたが、ただ二、三ちょっと気になるところがありますので、その点について質問いたします。 5月27日の県議会の臨時会にて、プラミアム宿泊券だとかそういうのが決まった臨時会でしたけれども、そこで里帰り出産を含む妊婦全員のPCR検査費用、計5,600万円も計上され、もちろん可決されました。この里帰り出産も含むというところがみそなんですね。つまり秋田県は、都会ではコロナの中で産科が営業できないなんていうニュースもありましたが、そういうのをきちんと秋田県は対応するという意味で、里帰り出産の人方も安心して出産ができるように県としてバックアップしますよというメッセージなわけです。これはとってもいいことだと思います。ただ問題は北秋田市。市民病院はこのコロナが始まって里帰り出産、ストップしたはずです。県が里帰りの人にも応援しますよというスタンスで予算をつけているのに対して、北秋田市は拒否をすると、市長、これでいいんでしょうか。市長の感想をちょっとお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 決して北秋田市が里帰り出産を拒否をしているわけではございません。現実的に議員もご案内のとおり産科の先生がお1人、そしてお手伝いということで秋田大学からも1人来ていただいておりますが、なかなか里帰り出産をしていただけるような状況でなくて、里帰り出産したいなと思う方々も隣の能代厚生連、能代病院とかそういうところで出産をしていただいています。県全体としては妊婦さんのPCR検査というものに対して、やはりぜひ里帰り出産等ということで、どんどん秋田県の医療機関でPCRの検査を受けながら安心して医療を受けてほしいというようなことでありましょうけれども、残念ながら北秋田市の市民病院の中にはまだそういう産科の先生がいらっしゃらないということで、これに関しては、やはり機会あるたびに産婦人科の医師の努力といったものも……
    ○議長(黒澤芳彦)  暫時休憩いたします。   (休憩)                    (10時44分) ○議長(黒澤芳彦)  それでは再開いたします。   (再開)                    (10時46分) ○議長(黒澤芳彦)  市長、答弁、続けてお願いします。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 続けさせていただきます。先ほど申し上げましたように医師の確保の関係で、ちょっとそういう意味では今は無理ですけれども、できれば私にしてもぜひ里帰り出産ができるようにこれからも頑張っていきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  ぜひ体制の強化に向けて頑張っていただきたいと思います。 もう一つ別の質問をしますが、国のほうでは国保の資格証明書になっている方に対して、資格証はご存じのように全額医療費、一旦は払わないといけないので、それになっている方はなかなか病院にかからないと。ところがコロナにもしかかったとすれば、病院、医療機関を受診しないでそのままいられると社会として非常に困るわけです。なので、そういう場合はいち早く受診してもらうために、資格証の人であっても今の期間は通常の保険証とみなすということで、国・県のほうは話を進めて今全国的にそうなっているんですが、お聞きしたいのは、このことについて温かい市といいますか、親切な市といいますか、そういうところではこの資格証明書になっている方に対して文書で今のことを直接通知したり、これは秋田市もそうでしたけれどもそういうことをしたり、あるいは通常の保険証そのものをお渡ししたりという自治体も幾つもありました。逆に冷たい市と言っていいのかどうかは、国の事務連絡のようなものをホームページにただ載せているだけで、それだとほとんどの資格証明書の方は今回こういうふうに変わったんだというのをホームページ見ない人も多いので分からないということですので、当市の場合はどういう対応をされたかお知らせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  市民生活部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(小松正彦)  北秋田市におきましては、国のほうから取扱いの通知が来次第、文書でお送り、説明させていただいております。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  よかったと思います。 次に、もう一つ、市職員の特に医療機関、消防等々の方たちの自身の安全、健康を守るということは当然大変大事なことでありまして、先ほど三浦議員も述べたところでありますが、消防のほうにちょっとお尋ねします。その前に消防長、素早い対応でさっきやられまして、さすがだなと思って感心して見ておりました。救急搬送をした場合に、その時点では当然コロナに感染しているかどうかというのは誰も分からないわけで、救急搬送した後に検査したら、その患者さんがたまたまコロナに感染してあったというケースがもし出たとすれば、搬送した救急隊員の方たちの体の安全を守るためにはどういう対応をするのか、その辺のノウハウはどうなっているのかお尋ねします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは消防長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  消防長。 ◎消防長(長岐篤市)  まずは、日常の救急業務についてご紹介をさせていただきますけれども、救急業務に当たる場合については全ての患者さん、つまり傷病者の方が何らかの感染症を持っているということを前提として我々活動をしております。ですから今回の新型コロナウイルスにつきましても感染対策をして業務をしている。当然防護服、めがね、そういうものを装備をして対策をしているということになります。 しかし、搬送後に新型コロナウイルスが陽性であるというふうなことが当然保健所のほうから連絡を受けるわけなんですが、その時点においてその救急隊の活動の検証を北秋田保健所の職員にやっていただく。そしてその検証をやって助言をいただくという取決めをしております。それに応じて我々が対策を取っていくということになります。併せて搬送に携わった救急隊員の皆さんは非常に不安を抱えていますので、そのストレスに対する対応も我々消防本部としては準備をしているというところでございます。 したがいまして、感染対策というのは100%万全だと、大丈夫だということは言い切ることはできませんので、これから私も職員を守る責務もありますので、万全な体制で臨んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  分かりました。 もう一つお聞きします。そもそもの話なんですが、感染症の患者さんに対応する責任というのは市でなくて県、保健所にあるのでないかというふうに思います。多分、法律上そういうたてつけになっているのでないかと思いますが、現実は119番あれば市の消防が出かけていって搬送することになるんですが、法律上のたてつけは県の仕事になるのでないかと思いますが、その確認をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  消防長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  消防長。 ◎消防長(長岐篤市)  議員ご指摘のとおり、感染症の患者の搬送につきましては、都道府県知事が行うということになっておりまして、これについては保健所が今行っているという状況であります。しかしながら地域の搬送体制の確保の観点からして消防本部が協力しているということになっております、したがいまして平時から医療機関と、それから保健所と、いろいろ感染防止対策の会議であるとか、あるいは一緒に訓練をして意識共有を図っているというところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  今の件についてですが、市として必要があればということになりますが、県に対して実際は県が救急車を保健所に備えるとかというのはちょっと現実的ではありませんので、市が担うことになろうかと思いますが、その分、費用だとかそういう負担の責任は法律に応じてきちんと県が負担するという形を明確にしてもらわないと、何かなし崩し的にずっとこのまま市の仕事かのように思われると困るので、機会があれば市長のほうから県に対してその旨、お伝えしていただければというふうに思います。このことについては答弁は要りません。 次に、③の経済回復に関する質問に入ります。 2)の中のオンライン申請についてお尋ねします。 先ほどの答弁では、172件申請があったという説明でありました。172件というと、これ世帯主への支給で、市の世帯1万4,000ちょっとなので1%ちょっと、1割どころか1%ぐらいなんですよね。別に構わないんですけれども、市としては何でこんなに低いというふうに見ているものですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監のほうから答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  ただいまのオンライン申請の件数、少ないということでどういうことが考えられるかというご質問でありましたが、先ほどの市長の答弁でもありましたとおり、できるだけ早めに申請書類のほうを市民の方々にお届けしたいということで、職員一丸となって5月11日に発送してございます。その関係で申請書が手元にスムーズに届いたということでオンライン申請ではなく郵送による申請のほうに傾いて申請がなされたものというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  郵送のほうが話早かったということなんですよね。面倒くさくなかったということに尽きるかと思います。 もう一つ数字聞きたいんですが、オンライン申請する場合は当然マイナンバーカードが必要だと思いますが、直近のカード交付人数あるいは率、教えていただけますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  市民生活部長が答弁いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(小松正彦)  4月30日現在の数値ということになりますが、交付率13.27%、交付枚数4,139件と見てございます。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  4,000人もいるのに、オンライン申請した人、百何十人しかいないんです。いかに不人気であったかということが言えると思います。では果たしてオンライン申請したほうが早かったのかということについてお聞きしますが、オンライン申請は5月1日から開始されました。5月1日に申請した人も当然いらっしゃると思いますが、その方たちは実際に現金が振り込まれたのは何日でしたか、本当に早く振り込まれたもんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  オンライン申請につきましては、最初取りまとめをした段階では69世帯の方々がまず申請をされておりまして、その段階で5月14日、69世帯の方々に給付金のほうを支給してございます。 5月14日です。これが一番最初の支給となってございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  申請してから2週間後だものね、何も早くないんだし、やっぱり郵送のほうが早いということで、オンライン申請すれば何か早くお金が振り込まれるかのような言い分がなされまして、テレビでもそういうふうに言っている評論家みたいな人が何人かいましたけれども、実際は何もそうではないと。何でこの10万円給付が遅い遅いとしゃべられたかというと、一旦、麻生さんの力もあって一部の人に30万円にするって閣議決定までして、それをいろんな政治的背景があってやめて、全国に10万円というそういう政治の紆余曲折があったから遅くなったのであって、別にこれ、郵送なら遅いだとか、そういう問題ではなかっただろうというふうに思います。 秋田市だとか幾つかの自治体がこれをオンライン申請をやめた理由は、さっき答弁で市長もおっしゃいましたが、例えば住民基本台帳のデータとこのシステムがつながっていないので、家族の名前については市の職員がアナログで照らし合わせて、ああ、合っていたとか間違っていたとかっていうふうにやらねばいけないと。一件一件時間がかかる。郵送の場合は最初から親切に市が家族の分の名前を書いてきてくれましたので、照らし合わせる必要もなくスムーズにいったということからいうと、オンラインのほうが職員の手間ってかかるんですよ。本末転倒の話だったなというふうに思います。 それで、市の職員もそうだし、それから市民の側から見てもオンライン申請の魅力は何も感じなくてということが進んだ、そういう形で進んだのかなというふうに思いますので、この後10万円給付があるとはちょっと思えないんですけれども、もし似たようなことがあったときには国の言いなりにならないで、市の職員がこういうやり方が一番いいなということをきちんと考えて頑張ってやっていただきたいなというふうに思います。答弁は要りません。 ついでに言っておきます。マイナンバーについては、私いろいろ思い入れがあるので、9月か12月か、いつになるかは分かりませんが、一定の時間取っても一般質問でやりとりしたいと思います。今日はコロナの問題ですので続けませんけれども。 次に、3)番の今後の支援策についてです。 先ほど6つ述べられました。賛成です。ぜひやっていただきたいなというふうに思いますし、欲を言えばそれだけでなくて、この後も続けていろいろまた頑張ってやってほしいなというふうに思っているところです。2020年度の当市の予算策定するときは、まだコロナがそんなに問題になっていなかった。5月の臨時会のときのコロナの対策は国の事業であったり国から来たお金を基にしてやったということで、私、6月議会では何出てくるベかと実は楽しみにしていたんです。出てこなかったので、あらららって、ちょっとずっこけた感じがしましたが、その分、多少遅くなったにしても先ほど市長が述べた6つの事業をぜひ頑張ってやってほしいと思います。 そのことについて、ちょっともう少し詳しくお聞きしたいんですが、これは、いつやるのでしょうか。多分、今の雰囲気だと6月議会の最終日まで出てくるという雰囲気はちょっと私感じないし、そうすれば9月議会、まさかそんな遅いことはないだろうと、やっぱり臨時議会だべかなということですが、その辺の考え方、それから予算規模、もし現時点で見通しがあるのであれば教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部政策監のほうから質問に対して答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  先ほど市長のほうから答弁ありましたので、6つの事業につきましては現在詳細について調整中でございまして、できるだけ早い機会でご提案差し上げたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  早い機会というのは、臨時会を想定しているということでいいんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) できるだけ迅速に進めたいと思っています。今、政策監から話がありましたように、この制度設計が今詰めの段階です。これが詰まり次第、できれば本定例会中にも追加提案みたいな形で出させていただければ、早くこれが効果が出ると思いますので、そういうつもりでおります。 以上です。 答弁漏れありました。おおよそ7億ぐらいの規模を見ております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  全国の例を私いろいろ調べました。いろんなことをやっていますが、あそこでこれやっていたからうちもやれという言い方はしません。ただ、ああ、面白いなと思ったのはというか意外と多いなというふうにびっくりしているのは水道料金の減免で、一番多くやっているところは全世帯半年無料とかというのをやっているようなところもあって、こっちから現金だとかを給付するだけではなくて、そういう暮らしを守る施策を講じているところもあるし、それから私最近感じたのは、このコロナという未曽有の出来事があっても、自動車税、固定資産税、住民税払え、いつもどおりの期日までに払えって請求書をいただきました。払いましたが、この事態においては大変な人に対しては督促だとか延滞金の請求だとか、そういうのは私は遠慮してもいいのでないかというふうに、そういうふうに私は思っているところですが、現金を給付するとかということだけではなくて、市民に温かみが届くようなやり方をぜひ考えてほしいなと。やっぱりいろんな場面で通用すると思います。 例えばですが、10万円給付、私ももらいました。これ、10万円振り込みましたよという大きい封筒来たので何書いていたべかと思ったら、たった1行だけ振り込みましたと、あと白紙です。これね、ほかの自治体でやっているところもあるんですが、空欄を利用して激励のメッセージ、あるいは市長の自筆を、それがいいかどうかというのはあるけれども、いずれ一緒に頑張りましょうという市民を励ますそういうのを余白を使ってやったりとかね、いろんなお金のことだけではなくて気持ちが伝わるような温かい施策をやっているところが幾つもあったので、そういうのはぜひ参考にしていただきたいなというふうに思います。 時間もなくなってしまいました。最後に教育についてお聞きします。 マスクつけて30分近くしゃべったら、さすがに私もちょっと息苦しくなりました。夏休み7日間、今年は学校を開けるということでしたが、中学校はエアコンつけていただくことになっておりますので、その点、大変ありがたく思いますが、小学校は今年の夏までにはエアコンがつきません。マスクをして夏の暑いときに授業をするなんていうのは大変過酷な話だと思います。熱中症にならない対策というのは何か考えているもんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 議員から今ご指摘ございましたように、中学校のほうは夏休みに間に合わせてエアコンがつくことになりましたけれども、小学校はちょっと今年度中にはつけることができない状況でございます。先般、全ての校長を集めまして、夏休みが短くなる分の授業についてどういった取組をしていけば効果的なのかということをお話ししました。その中で教育課程の編成は校長の権限ですので、例えば4時間にするとか6時間にするとか、そういったことも校長の権限でできるわけでございます。校長と相談した話の中では小学校のほうは午前授業でできるかどうか、年間のスケジュールを見ながら検討をしてみる、あるいはプールを盛り込んだ授業を展開していくとか、それぞれの学校の状況に応じた対策を校長方も今考えているところでございます。 いずれにしても、マスクの着用についても国から随時通知は来ているんですけれども、まだ最終的にマスクの着脱についてこうあるべきだということについては国から出されておりません。全国市長会のほうからも小児医療学会等の専門的な知見を得たマスクの着用についてのアドバイスが欲しいということを国に要望しておりますので、私どものほうもそういったものが出てくるものを一つ参考にしながら、この後の対策について考えていければと思っています。外での活動は大分マスクの着用は外されていますので、ある程度距離を取った上で活動させていけるようなそういった対策はお話ししております。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  広報の最新号6月号の裏に、2メートル距離開けてってハローキティがしゃべっています。学校は教室はとても無理です。市民に2メートル開けろってしゃべっていて、大事な大事な子供方はそういうことできないんですよ。私は非常にこれ、私自身の責任も感じて何か背徳感というんでしょうか、非常に複雑な思いをしています。 それから、先ほど医療福祉のところでコロナに感染した方の病院の中での一般の患者と分けるとかっていうやりとりをしましたけれども、学校においては何もそういうことをやられていないんですよね。仮に熱が出たっていえば無条件で保健室に行くだけなんですよ。コロナだろうが出なくても。本当は非常にこれ数が少ないので、やるとすれば費用対効果は非常にかかり増しになるんですが、本当であれば学校の中で保健室をそういうふうに別にするとか、そういう対応をする、そういうふうに頑張るのが私は教育長の仕事でないかなというふうに思っています。これ、やれっていう質問は酷ですので、答弁求めませんけれども、いろんなことが考えられます。 最後にこれだけは聞きたい。一斉休校が3月の場合は安倍首相が要請をして、あっという間に全国ほぼ100%に近い、99.何%だそうですけれども、一斉休校しました。さきの戦争の反省に立って教育基本法もつくられました。政治から独立すると。教員は。戦争した過ちを二度と繰り返さないという思いで教育基本法はつくられたはずですけれども、政治から独立しているはずが、安倍首相が一声しゃべったら、みんな右倣えして従ったと。私、この図式見てちょっと怖くなりました。休校する、開けるというのは、当然これ設置者の仕事でありますので、偉い人に何か言われたからといって無条件にそれに従うのではなくて、しっかり検証というか準備をして、本当に必要だなと思ったら休校すればいいし、そういう科学的な、安倍首相は何も専門家からも意見聞かなかったと言っていましたけれども、専門家の意見も伺ったりしながら教育委員会としてきちんと判断をしていただきたいというのが私の思いです。これについて答弁をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 2月、3月の時点での判断についてでございますが、学校保健安全法の第20条に学校の設置者はという、臨時休業をさせられる人は学校の設置者であるというふうにうたっております。当然、私たちもあのような形で国から見解が出されたということについて、設置者である教育委員会は市長と協議した上で県の意見も聞きながらあの段階で判断したと私は思っています。ですから校長、学校に対しては、あの段階で本当に急でありましたけれども、あるいは保護者に対しても急でありましたが、ご理解いただいて一定の準備をして進めることができたというふうには思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、14番 板垣  淳議員の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。   (休憩)                    (11時16分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。   (再開)                    (11時19分) ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員、みらい、ご登壇ください。 ◆18番(中嶋洋子) (18番 中嶋 洋子君登壇) 18番、みらい、中嶋 洋子でございます。 通告順に質問してまいります。 大きい1番、市政運営について。 ①緊急事態宣言解除後の施策について。 市議会3月定例会において、津谷市長が令和2年度における施政方針を行いました。「令和2年度は輝ける北秋田市の未来のために躍動感あるスタートを切らなければならない。昨年12月には伊勢堂岱遺跡を含む縄文遺跡群の世界遺産への推薦が決定された。また本年は私にとっても任期最後の年、子育て支援や移住定住対策など充実してきたことで着実に成果が現れてきている。3期目の集大成として、手綱を緩めることなく第2次北秋田市総合計画前期基本計画の総括も併せ、市民が主役の森のまちの実現に向け、全庁が一丸となり各事業に鋭意邁進したい」と希望に満ちた力強いものでしたが、突如、思いもよらない新型コロナウイルス感染拡大防止に対応するため、活動の中止、延期を余儀なくされました。緊急事態宣言が出され、先行き不透明になってしまいました。各分野に影響を与えることが懸念されます。 1)個別の施策については計画どおり推進していけるのか、課題はあるのかお伺いいたします。 森吉山を核とした観光振興による交流人口の拡大、少子高齢化対策、移住定住の推進などは緊急事態宣言が解除された後、どのように推移してきたか伺います。第4次産業革命と呼ばれる技術革新によるSociety5.0といった新たな概念については、行政事務の効率化、高度化及び各分野の可能性について検討すべき時期にあるとしています。最終的には、少子高齢化、地域格差、貧富の差などの課題を解決し、一人一人が快適に暮らせる社会を実現することがSociety5.0の真の目的と言われます。このことについてどこまで進んでいるかお答えください。 2)「新しい生活様式」を市民に伝えるためには。 新型コロナウイルスの感染症に関する緊急事態宣言は解除されましたが、ウイルスへの対応は長丁場になると言われています。これからは日常生活と感染拡大防止対策を両立していかなければなりません。感染拡大を予防するために新しい生活様式を日常生活に取り入れ、市民の皆さんにも実践していただくために情報をどう伝えていくか、お答えください。 先ほど、板垣議員が広報の最後のページ、学校ではされてきていないと言いましたが、広報6月号の最後のページで「みんなで協力して感染を防ごう」、これ市民にはすごく分かりやすいと思いました。 大きい2番、鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校の統合校名案について。 ①今までの経過について。 昨年12月、最多得票のおさるべ小案に決定、これに対し、「さる」を含む名称が児童に受け入れられていないなどとして、おさるべの名称再考を望む親の会が反対。教育委員会が保留し、市議会3月定例会に関連条例提案を見送りました。5月7日、第3回臨時統合準備委員会でも意見がまとまらず、教育委員会に判断を委ねることに決めております。中央小学校と南小学校の両校では、おさるべ小案の基になった地名の由来や歴史、文化について地元の詳しい人から話を聞いたり、学習する機会を設け、学習後に児童からアンケートを取り意向を確認した。結果は、両校児童の8ないし9割がおさるべ小案に反対したと報じられています。子供たちの素直な気持ちだと思います。地域の方の思いと自分たちの気持ちを合わせたいい名前はないかと子供たちは真剣に考えていると聞きます。ぜひ今度は地域の方が子供たちの思いを受け止めて、子供たちの心に寄り添うことはできないものでしょうか。 市長は、学校に通う子供たちの気持ちを大切に、また教育長は、子供にとって良い形で学校をスタートさせたい気持ちは保護者も住民も同じと述べておられます。1)に、統合準備委員会と教育委員会の見解をお聞きします。 ②校章・校旗・校歌等について。 今後、校章・校旗・校歌を作成する日程はいつ頃になるかお知らせください。 ③最終決定の方法と時期は。(結論について)でございます。 そして関連条例提案の予定はいつ頃かもご答弁ください。 大きい3番、敬老式について。 ①敬老式の開催について。 毎年恒例の敬老式を参加者は楽しみに待っていてくれます。市から委託される敬老式が婦人会の活性化に大きなウエートを占めていることに改めて気づかされました。式典や祝宴、久々に再会する友人たちとの語らい、婦人会による芸能、かわいい子供たちの遊戯や作文からは元気をもらい、参加者全員で楽しい一日を過ごします。今年度の対象人数は5月1日現在で75歳以上の人で8,053人です。新敬老者75歳は349人、米寿対象者88歳は407人、白寿対象者99歳は33人です。対象者の皆様は今年は新型コロナウイルス感染防止のため、多分開催中止となるのではと思っていながらも、もしかしてと期待を持って楽しみにしている方もおられると思います。今まで婦人会では参加者に案内状を持参し、安否を確認しながら出席者を確認してきました。どうか心のこもった対応をしてくださるよう切望します。市の方針をどのように対象者に伝えるか、お知らせください。 ②今後の方向性と課題は何か。 今後、長期間コロナと共存していくと考えられますので、敬老式開催の方向性と、どういう課題があるのかお知らせください。 大きい4番、新型コロナ感染防止について。 ①学校の手洗い場改善について。 1)給湯設備を検討できないか。 学校は、抵抗力の弱い子供たちが集団生活するので、インフルエンザや新型肺炎などの感染拡大が心配されます。流水でしっかり手洗いすることが有効だとされています。学校でもそのように指導していると思いますが、子供たちは給食の前、トイレの後など念入りに手を洗っているのでしょうか。水道の水が冬には手が痛くなるほど冷たく、しっかり洗うのは大人もかなりつらいものです。手洗い場でお湯を使える学校はまれだとは思います。しかし今はほとんどの家庭に給湯設備が普及しています。ふだん温かいお湯に慣れている子供たちが学校でのつらい手洗いで手抜きしたくなっても不思議ではありません。多くの子供らの健康のために、冬までに学校の手洗い場に給湯設備を備えるよう検討できないか伺います。まして今はコロナの感染防止で収束が見えない中、ぜひ考えてほしいと思います。 2)水道蛇口のレバー交換の検討もできないか。 何よりも手洗いが大事なことが分かりましたので、しっかり楽しく洗えるように検討していただけるか伺います。 ②洋式トイレに消毒液を置くべき。 新型コロナウイルスの感染予防でトイレが注目されています。それは感染のリスクが比較的高い場所と見られているからです。今はほとんどの家庭が洋式トイレ化しています。当市でも小中学校、公共施設のトイレの洋式化は進んでいます。洋式トイレに消毒液、便座クリーナーを設置しているのをあまり見かけません。コムコムには設置済みです。便座を拭く、衛生面、感染予防のためにもぜひ必要です。洋式トイレに消毒液を設置すべきと考えますが、ご答弁をお願いいたします。 最後に大きい5番、合葬墓について。 多数の遺骨を一緒に埋葬する合葬墓についての質問です。 ①平成30年12月一般質問以降、検討したことは。 急速な少子高齢化や核家族化により、墓を取り巻く環境が変化しています。子供が遠くに住んでおり墓守ができなくなるのが心配、一人世帯者、離婚者が眠れる場所として必要、経済的負担など、1回目の質問では市には電話相談もないので考えていないとの答弁だったと思いますが、それ以降、検討はなされたのでしょうか。 ②市民ニーズを把握するため、アンケートの必要性はないのか伺います。 実態はどうでしょうか、本当に何も市民の声がないのでしょうか。何人か集まれば話題になっていますので、自治体が管理する合葬墓への関心が高まっていると思われます。市民ニーズを把握するためにもアンケートが必要と考えますが、お答えください。 ③市民の安心にどう応えるか。 アンケートを実施して結果をまとめ今後のスケジュールを示していけば、市民の安心につながるのではないかと考えますが、どうお応えしていくのかお聞きします。 これで壇上での質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの中嶋 洋子議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の2番です。鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校の統合校名案についてと、4の新型コロナの感染防止についての①学校の手洗い場改善についてのご質問は、後ほど教育長のほうから答弁いたしますのでよろしくお願いします。 初めに、大きな項目の1番の市政運営についての①緊急事態宣言解除後の施策についてとして、1)の課題は何かというご質問でありますけれども、当市にとって令和2年度は各種事業が目白押しでありましたが、今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け様々な取組に影響が生じているところであります。 主な分野では、商工農林業、観光、スポーツ、教育・文化、公共交通、移住定住などが挙げられ、地域経済活動の停滞や施設の休業を初め会議・イベント・大会などの中止、秋田内陸線や大館能代空港も減便を余儀なくされております。 しかし、本年度は総合計画の後期基本計画、第2期総合戦略の策定などの重要な案件もありますほか、国土強靭化地域計画、地域公共交通利便増進計画、Society5.0の分野ではRPA試行実証導入事業、5年に一度の国勢調査などについては、今のところ予定どおり進めることといたしております。 また、会議等については既にオンラインによる面談や会議を試験的に実施をしているほか、書面のやりとりで足りる会議は書面決議で対応し、集まっていただく場合には十分な距離を取り衛生管理も施した上で開催することといたしております。 なお、観光分野につきましては、森吉山のゴンドラが今月6日から夏季運行を開始いたしましたし、その他施設についても新型コロナウイルス感染症対策を講じながら情勢を見極め、いつでも動き出せるよう準備を進めているほか、移住定住分野についても、直接会わなくても移住希望者等の相談に対応できる手段を構築するため、LINE公式アカウントの創設やオンラインによる相談体制を図っているところであり、第2波、第3波へ備えながら実施をいたしているところであります。 次に、2)の「新しい生活様式」を市民に伝えるにはのご質問ですけれども、5月25日、全国で特措法に基づく緊急事態宣言が解除されました。宣言発令期間中、市民及び事業者の皆様には、休業要請や外出自粛、県外への移動自粛、3つの密を避けていただくなどのご協力をいただいた結果、当市においては感染者はございませんでした。しかし全国的に見ますと収束には至っておりません。 今後、治療法の確立や効果的なワクチンの完成が実現するまでは、第2波、第3波の到来が懸念されておりまして、長丁場に備えた感染防止対策を図っていく必要があると考えております。市民の皆様には、感染の再流行を防ぐため政府が推奨する新しい生活様式を取り入れ、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いを初めとした基本的な感染予防対策を引き続き行っていただくとともに、当市といたしましても、人と接触する機会の多い事業者には、その対策経費の一部について助成するほか、広報、新聞、ホームページ、防災ラジオ等で周知を図ってまいります。 次に、3番の敬老式についての①敬老式の開催についてと、②の今後の方向性と課題は何かのご質問は関連がありますので一括してお答えさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症が収束していない現状でイベント開催を検討した結果、高齢者が感染をすると重症化する傾向にあること、式典及び祝宴が3つの密を伴うものであり、その条件を全て解消し参加される皆様の安全を確保することは困難であると判断をいたしまして、今年度の敬老式開催は中止といたしますことをご了承をいただきたいと思います。米寿並びに白寿を迎えられた皆様につきましては、例年のとおりお祝いの品をお贈りいたします。 なお、今後の敬老式の開催に当たりましては、必ず各地区の婦人会や自治会のご協力が必要となりますが、担い手の育成確保が課題であるとのご意見も伺っておりますので、協力していただける環境づくりに努めてまいります。 また、参加率が年々低下傾向にあることから、敬老式の内容と運営の在り方について、婦人会やご協力をいただける方々と協議をしてまいりたいと考えています。 次に、4の新型コロナ感染防止についてのうちの②の洋式トイレに消毒液を置くべきとのご質問であります。不特定多数の人が触れる洋式トイレを安心・安全に使用していただく観点から、市が管理する施設について財源を確保しながら設置を検討いたしてまいります。併せまして感染症予防対策には手洗いが最重要になりますので、使用後の手洗いの励行と衛生管理を徹底してまいります。 次に、5の合葬墓についての①から③のご質問につきましても関連がありますので一括してお答えさせていただきます。 公営の合葬墓は、都市部を中心に市営墓地の空きが少ない場合などに設置されるケースが多く見られてきましたが、最近では経済的な事情によりお墓の購入が難しい方や後継ぎがいない方などの不安解消につながるものとして地方でも増えてきており、県内では一昨年、秋田市で整備されました。 北秋田市では、今のところ市民の方々からの相談や問合せがないことと市営墓地に余裕があることから、現時点で合葬墓を整備する計画はございません。他市で実施したアンケートからは、合葬墓に対する理解が進んでいない状況がうかがわれ、また県内の経済団体が実施した県内寺院を対象としたアンケート調査によりますと、「寺社が衰退する」、「帰省の機会が失われ地方衰退につながる」などの公営合葬墓に対する反対の意見もあるようです。 しかしながら、価値観の多様化や昨今の終活、墓じまい、承継者がいないなどの社会情勢を考慮し、民間を含めた県内他市の動向を踏まえながら、市民アンケートの実施や市内寺社の意見を伺うことも含め、今後の方向性について検討してまいります。 以上が、中嶋 洋子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から中嶋 洋子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の2、鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校の統合校名案についての①今までの経緯についてとして、1)統合準備委員会の見解はと、2)教育委員会の見解はと、③最終決定の方法と時期はのご質問は関連がありますので一括してお答えさせていただきます。 今までの経緯については、令和元年11月20日の第4回統合準備委員会で投票数の一番多かった平仮名表記のおさるべ小学校を校名案とすることに決定し、12月定例教育委員会で一旦は満場一致で決定しました。 令和2年1月22日に、おさるべの名称再考を望む親の会から署名が提出されたため、1月28日に臨時の統合準備委員会を開催し校名案をどうするかお諮りしましたが、意見が分かれ、その後、5月7日の第3回臨時統合準備委員会でも意見がまとまらず、教育委員会に委ねるということになりました。 5月14日の臨時教育委員会で協議したところ、地域で意見が分かれている状態のものを教育委員会では決めかねるとして、再度統合準備委員会での検討を求めることとなりました。 このことを受け、6月5日に第5回統合準備委員会を開催し、最終決定の方法と時期について鷹巣中央小学校区及び鷹巣南小学校区にお住まいの年齢を問わず全ての方を対象に、3つの候補の中から1人1票で再度投票をしていただき、最多得票のものを統一案にすることに決定しました。投票の時期については6月中旬から下旬を考えております。 次に、②校章・校旗・校歌等についてのご質問でありますが、校名が決まらないといずれも難しいものと考えておりますが、校名が決まる前にできることは何かを小委員会を開いて並行して進めてまいります。 次に、大きな項目の4、新型コロナ感染防止についての①学校の手洗い場改善についてとして、1)給湯設備を検討できないかと、2)水道蛇口のレバー交換の検討もできないかのご質問は関連がありますので一括してお答えさせていただきます。 新型コロナウイルスに限らず、感染症予防には小まめな手洗いの徹底が求められており、これまでも学校ではそれを励行し子供たちに指導してきています。現在、市内小中学校の手洗い場には給湯設備が整っておらず、給水栓はひねり方式のハンドルになっていることから、新型コロナウイルスによる感染及びその拡大リスクを低減するために、給湯設備や自動水栓等について財源を確保しながら設置を検討してまいります。 以上が、中嶋 洋子議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  ご答弁ありがとうございます。大分前向きに検討するということでありがとうございます。 2番目の統合校名案の、今教育長から伺いました3つの候補の中からもう一回、地域みんなに投票を行うというので、そうすれば3つというのは、もう上位3つというのは決まっているんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 3つについては決まっております。この前の統合準備委員会で確認したところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  そこで確認したということですが、ここで公表することはできるのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 今日の日付で地域の皆様に投票についての文書をお配りすることになっておりますので、ここで公表することは可能です。 1つは、まず先回の投票の結果、最多得票数を得た平仮名表記のおさるべ小学校、実は先回の投票のときには2番目の漢字表記の小猿部小学校でしたので、今回はそれは除きます。3番目に多かったのが青鷹小学校という青い鷹と書く青鷹小学校が多かったのですが、ここは子供たちの意見が強かったということで、子供たちにもう一度それでいいのかというのを返して、その結果が学校から南小学校、中央小学校の子供たちの意見をすり合わせて上がってきたのが先週の金曜日でしたので、それを2番目にいたしました。その名称は青い鷹ではなくて清い鷹、清鷹小学校、清い鷹と書く清鷹小学校となっております。3つ目は、その次に投票の多かった中央南小学校という名称でございましたが、これは統合準備委員会で協議したところ、北秋田市立になりますので、どこの位置から見ての中央南かというのは見えないということで、その前に鷹巣とつけまして鷹巣中央南小学校というのを3つ目の候補として選んでいただくことにしています。 なお、選択はこの3つなんですが、この今回の投票用紙の中ではこの3つの中で特にこれとする校名がないために、ほかの方の意見に委ねるといった項目も設けて、投票数、投票については4つの中から選ぶというふうなことになっております。校名案の候補は3つでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  分かりました。その3つの中から人数が地区どのくらいいて、何%以上でなければ駄目だとかというそういう条件とかあるのですか、3つの中から選ぶ条件として。人数がこの前みたいに投票する人がすごく先回は少なかったんですね。そういうことも考慮に入れてみんなが出してくださると思ってやっているのか、そこら辺はどういうふうに考えていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 今回は、保護者の方にも手伝っていただいて全世帯に配布したいと思っております。世帯に1枚の用紙、出していただくのは1枚なんですが、それぞれの候補のものにその家庭で何票あるのかといったことを書いてもらう、そう言って提出していただきます。世帯主のお名前とご住所も、そして世帯の人数、これも書いていただいた上で投票してもらう、そういった様式にしております。さらにはこの中で最多得票数のものを決定すると、準備委員会の案として決定するというふうに記載しております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  私が懸念しておりますのは、一番多かった仮名のおさるべ小というのに、子供たち、それから親もと思いますが、子供たちは8割から9割、まず反対。そしていい案がないかとすごく話しながら、多分、今教育長からお話しした清鷹とかいったのが出てきたと思いますが、もし万が一ということではちょっとあれでしょうけれども、私が心配するのは、そうならなければいいと思っていますが、万が一おさるべ小となったときに、子供たちがこれから新しい学校へ行ったとき、自分たちが9割ぐらい歴史もなにも分かったけれども名前だけは嫌だというそういう名前になったときに、子供たちが夢と希望を持って学校生活を楽しくやっていけるか、子供たちは地域、それから秋田県、日本、世界を背負っていく子供たちでございます。未来があります。そういうことまで考えてこういう話合いになったのかどうか、お聞きいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 今回の投票が世帯ではなくて1人1票というところで、今回、統合準備委員会では皆さんの総意をいただいたと思っております。全員の賛成ではなかったわけですが、大方の方がこの形で投票とのことでよしというふうな結論になりました。なかなか子供たちの思いとかということもございましたけれども、地域の学校ですので、地域住民皆さんのご意見で決めるのが一番なのではないかといったところがその趣旨でございます。 これ、世帯の数ですので、投票できる人はそれこそ小学生以上とかではなくて、もう幼児からご年配の方まで全てと、全ての世帯に属する方というふうにしております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  今まで時間取ったおかげで、私は自分ではおさるべ小と書いたんですが、漢字で。そうやって投票しましたが、いろんなことがあって今回質問も別の人に譲ろうかと思いましたが、やっぱり私、地元としていろんなことが心配で今日質問に立ちました。何かますます私の頭ではこんがらかってきましたが、まず皆さんが委員会で選んで、これをよしとしたことですので、それが成功するように祈っております。どうもありがとうございます。 それで、最終決定の方法と時期はというので、一つ、議会にこれお返事いただきましたでしょうか、関連条例提案の予定については。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  条例案につきましては、この後の投票結果等終わった後、そこから準備委員会等を開きながら、さらには教育委員会にかけながら決定したいと思いますので、その段取りが出来次第、早めに議会のほうに提出したいというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  そうすれば、それ出来次第ですので、6月中にはできないですね。分かりました。ありがとうございます。 それから、敬老式についてでございます。 今、市長からご答弁いただきまして、いろんな今後の問題も協議しながら決めていくということですので、なるべくこれからのことも参加率のこともありますし、改善しながらそういうふうにしていただければと思い、ありがとうございます。 あと、4番の新型コロナのことで、今、手洗いのことで自動水洗の設置も検討しているということで驚きました。もしそうできればすごいことだなと思っております。それから給湯設備のことについては、もうちょっと、もう一回詳しくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  教育次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  給湯設備につきましては、各学校の手洗いの環境を調べながら、それが設置できるかどうか今調査しているところですので、それら今後全てにできるかということもありますので、状況を見ながら今後計画のほうを立てていきたいなというふうに今のところは考えています。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  ありがとうございます。やっぱり水道の水が冷たくて、冬にお掃除するときにお湯がないのでペットボトルに水を入れてストーブのそばに置いて、そして温まったのを昼の掃除に使うというこういうところもあると聞いて、いや、アイデアでいいなと思ったんですが、それでいいのかなという疑問も湧いてきましたので、何とかそこら付近も考えてよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。 あと、4番の②設置を検討していくということですが、今までここに消毒液、コムコム以外に置かれなかった理由は何でしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  今ご質問を受けまして、どのくらいの数が必要なのかって調査していますが、やはり費用の面がそれなりにかかりそうなので、そういう点が一番のネックになったというような気がします。
    ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  やっぱり男性は分からないんですよね。女性の方は便座に座りますので、やっぱり人の使ったところは気持ち悪いので拭きますが、ただティッシュで拭くと消毒液つけて拭くと、そういうのがありますので、ぜひ調べて、お金もかかると思いますが、そこら付近をよろしくお願いしたいと思います。 最後に合葬墓のことですが、まず市民アンケートを検討したいということでしたので、それは、やるかやらないか、賛成、反対、いろんなこともあると思いますが、まず市民のニーズがあるということは確かでございますので、そこら付近のアンケートをぜひやっていただきたいと思っております。そこをもう一回よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほど、アンケートも民間含めてですけれども、いろんな県内ほかの市の動向なんかも踏まえていろいろ市民アンケートの実施とか、それからお寺さん初めそういう宗教関係の方々含めて、そういう方々からもご意見をいただきながら、アンケートを実施するかしないかは別にしまして、先ほどもお話ししましたけれども、やはりこの合葬墓に関していろんな考え方がありまして、例えば合葬墓に入れてしますと、どうも最初から金かからないみたいな感じというように捉えている方がいらっしゃるし、いろいろ時には合葬墓に入るにはお金が必要だということも。ただ、お金も必要でないというような感じに捉えていらっしゃる方々もいらっしゃるようですので、合葬墓というものに対してはこういうもんですよといったことも含めて、どういうようなアンケートのやり方ができるかといったものを、やらないアンケートではなくて、やるためにはどうしたらいいのかとか、まず理解を深めていただくようなことから始めてみたいなと思っています。 やはりいろんな方々、さっき議員お話しあったように、やっぱり合葬墓必要だという声もあるようであります。という声があるとすれば、この辺、幅広く合葬墓の在り方についても検討していきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子)  ありがとうございます。前向きに検討されることを祈りまして、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、18番 中嶋 洋子議員の一般質問を終わります。 昼食のため1時5分まで休憩いたします。   (休憩)                    (12時03分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。   (再開)                    (13時04分) ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 8番 共産党議員団、久留嶋範子です。 通告に沿って質問いたします。 1番、災害時の感染症対策について。 ①避難所のマニュアル策定についてお伺いいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大は、日本全国、全世界に及んでいます。近年、毎年のように起こっている自然災害が今年も日本のどこかで起きれば、その地域は感染症と自然災害による複合災害に襲われることになります。これが現実になるとオーバーシュートの可能性が高くなるなど極めて難しい状況になります。緊急事態宣言が解除されてもウイルスがいなくなったわけではありません。新型コロナウイルスの第2波、3波の影響が心配される状況にある中でも災害が発生、またはそのリスクが高まった場合、まず市民は自宅などが危険なときは迷うことなく避難しなければなりません。しかし現在の指定避難所などでは多くの避難者と集団生活を送らざるを得ない可能性があります。新型コロナウイルスの感染が収束しない中で日本海中部地震のような災害が発生したらどう対応するのか、県では密集が起きやすい避難所について感染症対策を盛り込んだ運営指標の策定を進めています。本市においても災害時の避難所運営マニュアル見直しが検討されていると思いますが、どのようになっているのかお伺いいたします。 1)番、新型コロナウイルスへの警戒が続く中、大地震や豪雨などの自然災害が起きた場合の避難所運営について、どう考えているのか。 2)番、クラスターを生まない避難体制が必要ではないか。 避難所は3密になりやすく、これまでも地震や台風の際に各地の避難所でインフルエンザやノロウイルスの集団感染が発生した例がありました。当市での対策をお聞かせください。 大きな2番です。市民の声を市政に反映させるための対策について。 ①市民が安心・安全に暮らし続けるための対策について。 1)番、現在、多くの市民はコロナ危機の下で不安な生活を送っています。市民の困りごとや知りたい情報など、アンケート形式で集約できないか。 2)番、広報紙に「くらしの状況」アンケート調査を実施し、市に対応してほしいことなど、市民の声を聴くべきでは。 大仙市の取組について紹介いたします。大仙市では5月1日に発行した広報紙「だいせん日和」に新型コロナウイルスに関する困りごとや知りたい情報を記入しポストの投函できるページを設けています。より多くの市民の声に耳を傾け、ニーズに合った情報発信につなげる狙いとのことです。広報紙の表紙をめくると、くらしの状況アンケート調査と題したページがあり、日常生活で困っていることや市に発信を強化してほしい情報をビデオや子育て、経済などの分野から選んで印をつけ意見を記述する。記入したページは切り取ってのりづけするとそのまま投函でき、送料は市が負担するとなっています。市からの情報発信だけでなく、こうした市民からの困りごとや要望などを受け止める、いわゆるキャッチボールのような方法も取り入れられないかお伺いいたします。 大きな3番、防災ラジオについて。 ①防災ラジオの利用状況について。 1)番、全世帯への貸与(配布)され1年が経過しましたが、利用状況の把握や今後の改善点など検証が必要ではないか。 今年度は阿仁地区の区間遅滞解消の新たな送信局も設置され、市内全域への情報伝達が可能となります。自治会などを通して各世帯に配布になった防災ラジオですが、ここでの利用状況はどのようになっているのか、検証の必要があると考えます。毎年行っている社会福祉協議会の全戸訪問での聞き取り調査や、先ほど述べましたくらしの状況アンケート調査にも記述するなどの方法もあると思いますが、見解をお伺いいたします。現在の放送内容は緊急放送、一般放送、訓練放送となっていますが、市民への情報伝達で改善すべき内容がありましたらお知らせください。 4番、鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校の統合校名について。 ①統合校名の協議、3月以降の状況について。 3月議会での私の一般質問では、公募の結果、おさるべ小が統一案で決定されたが、反対の要望書が提出され再検討、3月に準備委員会を開催し、統合に間に合うようスピーディーに対応していきたいとの答弁がありました。その後の状況についてお伺いいたします。 以上、壇上より質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の4番の鷹巣中央小と鷹巣南小の統合校名についてのご質問は、後ほど教育長のほうから答弁いたしますのでよろしくお願いします。 初めに、大きな項目の1の災害時の感染症対策についての①の避難所のマニュアル策定についてとして、1)と2)のご質問は関連がありますので一括してお答えをさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症が収束しない中、大地震や豪雨などの自然災害が発生した場合、これまで以上に感染防止対策に努め、避難所運営について万全を期することが重要となっております。県では早期診断や治療法の確立、効果的なワクチンの開発等が実現していないことを踏まえ、これまで各自治体で作成していた各種マニュアルを見直すための参考資料として、5月28日に新型コロナウイルス感染症対策としての災害時避難所運営マニュアル作成指針を発出したところです。今後これに基づきまして平成27年度に策定した避難所開設・避難所運営マニュアルを改訂し、避難所における感染リスクを下げ、クラスターの発生要因をできる限り除外する避難所運営体制を構築してまいります。 なお、感染拡大防止のための追加の備蓄品として、消毒液、マスクなどについても現在購入に向けて手続を行っております。 次に、大きな項目の2番、市民の声を市政に反映させるための対策についての①市民が安心・安全に暮らし続けるための対策についてとして、1)と2)のご質問は関連がありますので一括してお答えをさせていただきます。 市民の声を聴くことは行政にとって極めて重要と捉えており、市では毎年市民意識調査を実施して施策を立案する上での基礎資料としているところであります。新型コロナウイルス感染症対策としての影響等の把握につきましては、4月に事業者向けの緊急アンケート調査を実施いたしましたほか、4月に設置したコロナ緊急経済対策室において各種支援制度への対応と併せ、市民の皆様からの様々なお問合せの対応をさせていただいているところであります。このことから、現状においてはアンケート調査という手法よりも、お急ぎの要件は電話でもメールでも結構ですので遠慮なくお寄せいただければ対応をさせていただきたいと考えております。 次に、大きな項目の3の防災ラジオについての①防災ラジオの利用状況についてとして、1)全世帯へ貸与され1年経過したが、利用状況の把握や、今後の改善点など検証が必要ではないかというご質問でありますが、令和元年度末現在の防災ラジオの貸与台数は8,957台で、普及率71.3%、前年度より1.4%増となっております。今年度に入り各種報道で当市の防災ラジオが取り上げられたことや、新型コロナウイルス感染症に関する情報伝達を行ったことにより、市民の皆様にも必要性を感じていただいていると考えております。 利用状況につきましては、令和元年度の放送回数が258回となっており、その内訳は防災訓練情報が62回、有害鳥獣情報48回、生活情報135回、コロナ関連13回となっております。 市民からは、受信状況の不良、部品の取付け不良、使用方法等について随時問合せが寄せられており、その都度対応をいたしております。また配布時のまま未開封で受信されていないケースも聞き及んでおりますことから、自治会の協力を得たり、社会福祉協議会が実施している全戸訪問時に配布状況の確認をお願いしながら解決を図り、緊急時に情報が伝わるように努めてまいります。 防災ラジオでの情報伝達については、災害時の緊急情報のほか、平時は市からの行政情報を発信することが可能となっておりますので、特別定額給付金事業の周知に活用するなど市民の皆様への有効な情報伝達手段となっております。引き続き市広報やホームページでの普及啓発のほか、自治会への出前講座等を通して未配布者への普及啓発を引き続き促進をしてまいります。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から久留嶋範子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の4、鷹巣中央小と鷹巣南小の統合校名についての①統合校名の協議、3月以降の状況についてのご質問でありますが、先ほど中嶋議員からの一般質問でもお答えしておりますが、3月10日に第2回臨時統合準備委員会、5月7日に第3回臨時統合準備委員会を開催しており、3回の臨時統合準備委員会を通して意見については出尽くしたものと考えております。しかし、それでも折り合いがつかず、5月14日の臨時教育委員会で統合小学校名の取扱いについてお諮りしましたが、ここでも統合準備委員会の意見を大切にしたいということで、再度統合準備委員会にかけることとなりました。6月5日、第5回統合準備委員会を開催し、決定の方法等について確認したところです。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  1番の災害時の感染症対策、①避難所のマニュアル策定についてお伺いいたします。 内閣府は、コロナの問題で4月に入ってから全国の都道府県に対して「避難所における新型コロナウイルス感染症への対策について」と題した指標を通知して、先ほど市長からも答弁ありましたように秋田県でも指標が出されています。北秋田市でもこのマニュアルの一部見直しを考えておるということでありますが、この中で内閣府の中では指標の中で可能な限り多くの避難所の開設、それから親類や友人宅などへの避難の検討、避難者の健康状態の確認、避難所の衛生環境の確保、十分な換気の実施、スペースの確保、発熱、せきなどの症状がある人への専用スペースの確保というふうに具体的に書かれておりますが、今回、北秋田市のマニュアルを策定するに当たり、国、それから県の指標を受けてどこがどのように変わっているのか、大きなところで説明できるところをお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  避難所で大きく変わる点は、できるだけ発熱や、それからせき等の症状が出たときに動線を変えてください、いる場所を変えてくださいということと、今まで避難所ではマスクや消毒液などの準備は全くしておりませんで、それは個人で持ってくるものというふうな認識でございましたけれども、それも市のほうで一定の消毒容器を準備しなさいということでございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  平成27年度の設定されました北秋田の地域防災計画、見させていただきました。避難の施設として指定緊急避難場所、それから指定避難所、福祉避難所、一時避難所というのはかかります。まず災害起きた場合には指定避難所、一時避難ということでありますが、この中でこの避難所の見直しというのは、先ほど県の指標にもありましたように可能な限り多くの避難所の開設ということがありますが、この防災計画の中での避難所の増えたところ、それから増やすという考えがあるのか、見直しについてどのように考えているのか教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  再度、総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  国から来ておりますのは、避難所の数を増やすということだけではなくて、民間の宿泊所の利活用という話もございます。ただ現実的には民間のホテルだったり旅館だったり、それから訓練所みたいなところなんですけれども、なかなかリスクがありますので手が挙がってこないというのも現実でして、北秋田市内でそういうところに協力できる業者さんがいないかということで、国のほうで働きかけてくださっているようですが、北秋田市の中ではそういう業者は今のところはないという話をされています。 避難所が今、数をなかなか増やすわけにはいかないという状況を踏まえますと、先ほど議員がおっしゃっていましたように、知人や親戚宅で安全なところへ行っていただくというのが、多分現実的な方策として一番重要になろうかと今考えております。多くの避難所をいっぱい開けたとしても、スタッフの体制等、あとは現実にトイレが2か所なければ発熱者とそれ以外の方を分けるわけにいかないという現実もございますので、現在、避難所の見直し、改定をしておりますけれども、現実的には避難所以外のところに避難を呼びかけるというのが現実的な方策になるのではないかと考えておるところです。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  今答弁ありましたように、災害のおそれがあるときに避難所に避難すると新型コロナウイルスの感染ということで、やはり親戚とか知人、ホテルとか宿泊の、あと在宅、それから車の中とかいろんな避難先があるので、その地域の人方が分散して避難するという方法もあると思います。そうした場合に、避難の誘導というのですか、その周知の方法というのは後からしゃべりますけれども、防災ラジオとかも含めて市民の方にはこういう形で避難してくださいということはどのような形でお知らせするのか教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  今おっしゃられたように、防災ラジオが多分かなり効果があるのではないかと思っていますが、それ以外に各自治会長さんを通して、特に自主防災組織があるようなところではそういう組織を効果的に利用しながら周知を図っていきたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  やはり自治会、地域の中で自治会とか、それから自主防災組織、なかなか進まない状況もありますけれども、やはりこういったときに親密に連携を求めることがすごく今重要になってくるんじゃないかなとすごく感じております。 それと、今暑くなっていますけれども、避難所の中での熱中症への対策が必要だと思いますけれども、なるべく集まらない形ではあれですけれども、熱中症による対策というのは何か考えているかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  また総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  もともと、その施設が置かれています、例えば冷房設備があるようなコムコムのようなところであればいいんでしょうけれども、多くの体育館とかになってきますと、冷房設備があったとしてもかなり貧弱なものになってまいります。そういうような場合には、もしできますればレンタルという形で冷風装置みたいなものも借り上げまして対応するということも考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  備蓄のことでお伺いいたします。 先ほどの答弁の中でも、消毒液、マスクをまず増やしていくということでありましたが、防災計画の中での備蓄品のところにもいろいろ衛生品のところにも書いてありますが、現在サージカルマスク、防災計画の中では14万6,000枚、それから消毒液、これ消毒剤となっていますが120リッターということで書いていますけれども、大体どのくらい増やす計画か、教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  5月の2号補正で、マスクとアルコール消毒液の購入費を提案させていただきました。マスクについては3万6,000枚の追加、それからアルコール消毒液は18リットル缶で30缶購入する予定となっております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  その数は分かりました。あと、もっと必要なものということで、例えば間仕切りとかの仕切り板とか簡易ベッドとか、そういうのの備品というのは考えていらっしゃるのかと、それから避難所に入るときの体温を測ったり、いろんな問診あるわけですけれども、何か必要な備品というのはそのほかに独自に考えているのか教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  簡易ベッドにつきましては、今あるもので特に増やそうとは思っておりませんけれども、非接触型体温計につきましては、これも2号補正に載せましたけれども、10個購入して計13個になります。これらを状況によっては避難所等に配置して体温を計測するということも考えられるのではないかと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  今、梅雨の時期に入りまして、これから大雨とか地震はしょっちゅう全国でありますけれども、そういうコロナ禍での大雨とかそういう災害を想定した避難所の運営、訓練、シミュレーションですけれども、それも含めてやっているところもありますけれども、そういう計画というのは予定しているかどうか、お聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  今年の訓練につきましては、今後検討になるんですが、昨年度、森吉地区で行われた訓練においては、そのような避難所開設のための訓練を実施しているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  避難所に避難しないようなことが一番あれですけれども、ことわざに「天災は忘れた頃にやってくる」ということで、本当にいつ何があるか分かりませんので、「備えあれば憂いなし」ということわざもあります。やはり私たち一人一人がコロナに関してはきちっと対策を取らなきゃいけないんですけれども、避難所はやはり安心・安全に避難できるような対策というのをこれからつくっていってほしいと思っております。 この防災計画は見直しということでありますが、地域防災計画のこの策定は今いろいろ書かれていますけれども、これ増やしていくというわけですけれども、これの市民への徹底というのはどのような形で行われるのか教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  避難所のマニュアルということだと思いますけれども、現在マニュアル自体はホームページ等に掲示してございません。今回の改定が終わりましたところでホームページ等で周知できるように努めていきたいと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  2番のほうに入ります。 市民の声ということで、先ほど私、大仙市の例を紹介しましたが、市長からはいろいろ市民の皆さんから電話とかメールで意見とかあって、毎年意識調査も行っているということでありますが、多分、新聞かな、報道されたとは思いますけれども、大仙市は私、すごくこういう、北秋田市の広報も分かりやすいんですけれども、やはり市民からのキャッチボールということで、こういうアンケート調査というの、すごく私、お金をかけないと言ったらあれですけれども、切り取って郵送代もかかりませんので自由に書けるというこういう方法も、やはりこれから検討していくべきではないのかなと、今回はコロナの問題がありますので、皆さん大変不安な状態を送っている中でありますが、やはり市民からの意見、直接市民から声を聴くだけでなくて、こういう形も検討していただければなと思いますけれども、この考えはあるのか、もう一回お聞きします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 久留嶋議員もお話しありましたように、大仙市でこの新型コロナウイルスに関しての市民アンケートを取られたということは、私どもも把握しています。それだけやはり緊急性がある、また北秋田市もやらせていただいていますけれども、例えば商工団体からの意見をいただくとかということでありました。そのほかに、先ほどお話ししましたように対策室のほうに経済の関係だけではなくて、やはり困っていることも直接お話をしていただいておりましたので、それは広く市民の方々からこの声を聴く努力はさせていただいております。 ただ、コロナに限らず市民の声を聴くという形はアンケートがいいのか含めてでありますけれども、今後ともやっぱり我々もっともっと研究していかなければいけないものと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  3番の防災ラジオについてお伺いいたします。 1番の災害にも関係ありますが、やはり防災ラジオが普及して、昨年に比べても1.4%増で現在が71.3%ということで、いろいろ宣伝もありましたけれども、やはり防災ラジオが災害にも有効な方法じゃないかなと思っています。中身ということでは258回ということでいろんな放送がありますが、コロナに関して5回ということですけれども、なかなかこれから暖かくなって家でラジオというと1か所ですので、屋外でも聞く機会とかなかなかないと思いますが、この71.3%の普及ですが、市としてはどのくらい活用というか、聞いているかというのは、まずアンケートとかの聞き取りやらなきゃいけないんですけれども、大体で結構ですけれども、どのくらい皆さんが利用しているのかというのは分かりますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  そのご質問に答えられるだけの材料は持ってございません。ただ何らかの放送をいたしますと反響をいただいたり、それから誰々から放送があると聞いたのでという又聞きでおられる方もおいでになりますので、たまたまその放送の時間におられなくても、その隣近所もしくは友達からお話を聞いて、その結果、市が伝えたいという情報が伝わっているということもあるようですので、それは大変ありがたいなと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  防災ラジオなんですけれども、私もすごく、1年たちましたので、音楽もそうですけれども熊の情報も含めて本当にありがたいなと思って、やはりこれを活用すべきというか、今回、阿仁のほうにもなりますけれども、やはりすばらしい事業ですので市民の方にもっと浸透して利用していただきたいと思っての状況の把握ということでありますので、多分、去年12月に武田議員とか重光議員も防災ラジオのことは質問しましたが、そのときにやはり全戸訪問、先ほど言いましたように、先ほどの全戸訪問の中で防災ラジオを使っているかとか聞こえているかとかってそういうものも含めて、少しでいいので、やっぱりそういうことも含めて項目に入れていただければなと思います。 1年たっていますので、何か私のところに来たのも、何か鳴らなくなったからって持ってきて、見たら音量小さくしてあったりとか、電池もまだ1年だからあれますけれども、こういう現状も把握して活用すべきだし、本当に何かあったときに防災ラジオは、私はラジオのほうはあまり使っていないんですけれども、防災ラジオの全国に北秋田市がこういうふうな形でやっているということはすばらしいなと思っていますので、もうちょっと活用の状態、市のほうでも把握していただいて、あといろんな活用の仕方、私、最初放送を聞いたときに、すごく違和感というか、機械の音声ですので、あれ、前も言ったんですけれども、例えば秋田弁でできないかなとかいろんなことを考えたんですけれども、何か親しみやすいような形で、特に8時は大体家にいますので、あの時間にどこどこで熊出たとかそういうことも含めて、ああ、こういうことあったんだなということで、もっと市民との防災ラジオの活用の仕方、改善できることはやっていったらいいんじゃないかなと思いますけれども、その点についてどういうふうに考えているかお尋ねします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 久留嶋議員から、防災ラジオの活用方法についていろいろ話しました。最初、防災ラジオをお配りしたときに、夜、突然音が鳴ってうるせえと、テレビ見ているのにうるせいというお叱りを受けたこともありましたけれども、最近は非常にいろんな情報が流れておるというので喜ばれております。また、いつだかも話をさせていただきましたけれども、うちの中からちょっと外のほうに出て庭仕事やるときに、うちの中に置いていると聞こえないと、それは、あれ電池がついていますので、ちょっと雨のときは軒先に置いてもらえれば、外に出ても防災ラジオの情報は入ってまいりますので、そういう活用法の仕方とか、それからあとどのぐらい使われているかと、先ほど議員からもご提案がありました。自治会長さんとかそういう方々にもお声がけしていただいて、中にはやっぱりさっきお話ししましたように配られた箱に入っているまま、まだ開けていないという人もいたりしますので、そういう方々も含めてぜひ防災ラジオを有効に活用してもらえるように、私方も声かけをしてまいりたいなと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  防災ラジオのことは今終わりますけれども、転出した人は世帯ですのであれですけれども、転入してきた新たな人とかに対して、実は私、大館から転入というか引っ越しされた方で、そこの家は中古ということで家新しく中古で買ったんですけれども、前の人が防災ラジオ、1年たちましたので、やっぱり何だということで私に相談来たときに、これ北秋田市でやっている防災ラジオってこういうのだよということでお話ししましたが、なかなか転入してきた人とか分からない部分もありますので、広報とかにも書いていますけれども、やはりせっかく防災ラジオ、こういうふうに全戸に貸与しているわけですので、新しく利用される方という方にも例えば転出してきたときの届けで、防災ラジオもありますけれども、つけますかという丁寧なやり方も必要じゃないかなというように思いますけれども、そこのところ。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは総務課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  ただいまの久留嶋範子議員のご質問にお答えいたします。 転入した方、あと新しくご利用になる方への丁寧なご説明はというところでしたが、今の転入された方に関しましては、転入事務を受け付けする窓口において、防災マップの配付とともに防災ラジオについても説明するようにお願いをしているところでございますので、そのように対応させていただいております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。皆さんに知ってもらって活用していただきたいと思います。 最後になりました。4番目の鷹巣中央小学校と南小学校の統合校名について、先ほど午前中に中嶋議員からも質問あって答弁いただいております。まずこういう形で今、地域の皆さんへ対象の全世帯に先ほどは3つということでアンケートでの集約ということでありましたが、今まで2回、この統合のアンケートやっていますね。その形で先ほどは保護者にも手伝ってもらって全世帯への配布ということでありましたけれども、これ、自治会とはどういうふうな関係で進めていくのか教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) これまで2回やったのは、1回目は校名を募集する形でございました。それは自治会長さん方にやっていただきました。2回目というのは、今度はそれをお返しして40何個の中から選んでいただくといったのが2回目であり、これも自治会長さんにお願いしました。今回、再考を求める親の会からのご要望もございましたので保護者の方々にも協力いただいたほうがよいというのは、これ、実は教育委員会からの意見でありまして、そういった形で保護者と自治会長さんと連携しながらやってほしいといったことで今回は取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  そうしますと、1回目は公募でしたけれども、2回目やって自治会での集約して教育委員会から集めたのを持っていくという形でしたけれども、今回は記入の方法もちょっと違いますけれども、全世帯へのまずアンケート、こういう候補が上がっていてということでのあれですけれども、この集約というのは配布して集めるというのも自治会、今までと同じ形でやっていくということでいいんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) この集めるときに、今回は学校を通して保護者から自治会と連携してまず配布すると。それから集めるときには、その方によって学校を通して出してくださる方も、それはそれでよろしいですし、それから自治会長さんのほうが出しやすいと、あるいは近いというような方は自治会長さんのほうにも提出しても構わないと、この二本立てで考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  そういうことですと、学校として自治会長さんも含めてということですけれども、この6月の中旬、今日からですか、配布ということではお話ししていましたが、これの集約というのは今月中ということで集めていくということでよろしいのでしょうか。 それから、先ほど各世帯にということで全世帯にということで名前をというのでありましたけれども、その3つの案の中で記述の仕方、世帯の数を書くとかというの、ちょっとよく分からなかったので、そこのところ、ご説明もう一回お願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) まず、期日なんですけれども6月中旬から下旬までということで、統合準備委員会では話して予定してきましたが、配布のほうが今、若干小学校の話合いが遅れてきたこともありまして延びております。今日の日付でと私言いましたけれども、今日配布するのではなくて、今日の日付で文章を作って、これから印刷やそれから仕分をして届けますので、もう少し届くまでには時間かかるかと思います。いずれにしても今週末までには皆さんのお手元に届くようには配布したいというふうに進めてまいりたいと思っております。集約については、まず6月の下旬をめどにということで締切りを付してやりたいと思っています。その後、今回は全世帯で、しかも世帯数分の回答が来ますので非常に集計には時間がかかると思っております。ですから、いつまでという結論はここではちょっとお話し申し上げることはできないんですけれども、できるだけ早く集約はして次の段取りに進めていければなというふうに考えているところです。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁漏れ。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) すみません、答弁漏れがございました。 その募集の投票の仕方といいますか、募集の仕方ということでございますが、1枚の紙でお渡しするわけですけれども、これに候補になっているものがございまして、例えば1番は、これ、おさるべ小学校なんですが、ここにうちの世帯の中で3人が例えば賛成していると3という数字を書きます。2番の清鷹小学校をこれもうちで3人だと、あるいは鷹巣中央南は1人だと、7人家族であれば3・3・1と、例えばですね、そんなふうな形で投票していただきます。世帯の人数を書く欄もございますので、最終的にはそこと併せて集計してまいります。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  前というか、2回目のときは候補が出ていて、この中からまず1つ、各世帯でということでうちでも丸つけましたが、そうするとすごく複雑な感じで重複するとか、この世帯人数というのはどこまで、例えば子供さん、小学校に入っている人はもちろんですけれども、保育園とか赤ちゃんとかそこら辺、あとお年寄りの方とかも分かる範囲での7人いるから7人と書いて3票、何票とかってこういうふうに書くと言ったら変ですですけれども、そこら辺がちょっとよく分からないんです。世帯の名前も全部書くということですか、じゃ。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 世帯主のお名前は書いていただきます。全員のお名前は書く欄はございません。実は統合準備委員会の中で、その年齢とか、それから考えられる子供、小学生以上がいいんじゃないかとかいろんな議論ありましたが、地域全体の票数と、これから将来も見据えた票数ということで、書けない子供たちについては親御さんがその気持ちを代行するということでもいいのではないかというような議論もありまして、世帯全員の数ということでございました。これは統合準備委員会の中でそういった議論がなされた上での決定でございます。
    ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  まず、その統合準備委員会で進めてきたということで、今まで本当に大変でしたが、もう少しで来年の4月に本当に新しい名前が決まって、校歌だのいろいろ決まっていくと思いますけれども、やはり地域の住民の思い、それから今いる生徒さん方、子供たちの思いが通るような名前になってくれればなと思って、本当にこれ今まで大変です。その中でコロナも来たということで大変でしたけれども、皆さんで意見出し合って一番の学校にしていってほしいなと思います。 以上で終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、8番 久留嶋範子議員の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。   (休憩)                    (13時54分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。   (再開)                    (13時56分) ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員、みらい、ご登壇ください。 ◆6番(佐藤光子) (6番 佐藤 光子君登壇) 6番 みらいの佐藤 光子です。 通告のとおり質問させていただきます。 大きい項目の1番目、緊急経済対策について。 ①アフターコロナに向けた取組について。 いまだ収束していないコロナウイルス感染症ですが、県内の感染者は増えていない状況ではあるものの、地域経済は深刻化しており、地方自治体がアフターコロナにどのような体制で立ち向かっていくのか、それぞれの首長の判断、意気込みが今まで以上に重要視されると考えます。市長もその支援策については第2、第3弾もあると言及しておりますが、その内容については現在コロナ対策室が大変な苦労をされながら検討中であると考えますので、私からは以下の2点について提案も含め質問させていただきます。 1)プレミアム商品券の発行についてお聞きします。 このたび、秋田県でプレミアム飲食券、プレミアム宿泊券発行の支援策が発表され、その申込みがスタートしております。国でも同様の支援策を発表しており、疲弊した市内経済をV字回復させるためにプレミアム率の発行の高い県の発行は有効な支援策と考えますが、北秋田市としても飲食や宿泊に限らず幅広く利用できるプレミアム商品券の発行をしてはどうかと考えますが、市長の見解をお聞かせください。 2)マイナンバーカードの普及、活用についてお聞きします。 今回の定額給付金の申請方法により、改めてマイナンバーカードがいろいろな意味で注目されています。今後あらゆる行政手続がスムーズに行えるものだと思いますので、より一層普及に力を入れていただきたいと思います。そこで今後マイナンバーカードについて市としてどのような活用が想定されるか、自治体ポイントを活用して地域での消費拡大につなげる予定はないか、また今年度から実施予定のマイナポイント予約設定について、どのように周知し支援する考えがあるかお聞かせください。 次に、大きい項目の2つ目、学校教育について。 ①ICT教育についてお聞きします。 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う休校措置が長期間続き、その間の子供たちの就学の遅れが懸念されています。今後、第2波、第3波、または起こり得る緊急事態に向けて事前に環境を整えていく必要がありますが、本定例会の補正予算で市内小中学校への無線LANや全生徒へのタブレット端末導入が計上されております。そこで以下の3点についてお聞きします。 1)活用方法と効果についてお聞きします。 生徒全員分のタブレットを導入し、どのような活用を想定し、どのような効果を期待しているか、また北秋田市の子供たちにどのような力を身につけさせることができると考えるか。 2)家庭(自主)学習の取組についてお聞きします。 このたびの休校措置により、リモート授業、遠隔授業という言葉が注目されましたが、県内でも電子ドリルなどで家庭学習の支援を行っている自治体もありました。ICT環境の整備により家庭学習への支援として考えられること、計画していることがあればお聞かせください。 3)ICT支援員の活用について。 今後、学校にICT支援員を配置する考えはないかお聞かせください。 次に、大きい項目の3つ目、学校の統合について。 ①鷹巣南小学校・鷹巣中央小学校の統合校の校名について。 昨年5月に統合準備委員会が発足して以来、幾度となく議論されておりますが、校名については結論が出ておりません。この間、昨年7月に校名案を公募、投票が最多であったおさるべ小が12月に正式に市教委として決定したものの、再考を求める署名を受けて、一転白紙状態になっております。当初3月には決定される予定だったと思いますが、一時保留とされ、その後も統合準備委員会での議論が平行線をたどっているようです。このまま校名が決まらなければ統合に多大な影響を来すことも考えられます。そこで6点お伺いします。 1)現在までの経緯は。 2)なぜこのような状況になっていると考えているか。 3)市教委はどのような判断で、統合準備委員会に差し戻したのか。 4)議論が二分し結論を見出すことが困難な中、市教委が介入し意見調整を図らなければならない事態になっているのではないかと思うが、今後、具体的にどのような手法で意見をまとめていくのか。 5)禍根を残すことなく結論づけしなければ、今後の学校運営に支障を来す懸念もあるが、そうならないためにどのような工夫が必要と考えるか。 6)今後のスケジュールは。 来春まで間に合うのかとの通告を行っております。 既に、この前に久留嶋議員、中嶋議員が同様の内容で質問を行っておりますが、そして通告書を出してから本日に至るまで状況が変化しております。私からはこれまでの経緯や判断について教育委員会の考え方をお聞きしたいという思いがありますので、通告のとおり6項目答弁していただきたいと思います。 最後に、合川公民館についてお聞きします。 ①合川公民館(合川農村環境改善センター)の解体及び新築について。 合川公民館(合川農村環境改善センター)は、空調設備の故障や耐震診断の結果により、今年度解体、来年度新築という計画が進められており、地域住民も期待しているところであります。しかし6月補正予算に組み込まれる予定であった合川公民館(合川農村環境改善センター)及び合川駅前公民館の解体工事費が入っておらず、合川公民館の立て替えスケジュールに遅れが生じているため、以下の4点についてお聞きします。 1)スケジュール変更について。 スケジュール変更の経緯について説明を求めます。 2)返還金について。 農村総合整備モデル事業で建設された合川農村環境改善センターの財産処分については、耐用年数が経過していないため返還金が生じると考えられますが、どのような状況なのか説明を求めます。またこの返還金の有無にかかわらず、この建て替えは予定どおり行われるのかお示しください。 3)住民説明会及び検討委員会について。 令和元年8月には、合川駅前公民館、合川公民館の解体及び建て替え等に関する住民説明会が実施され、その後、検討委員会が設置されております。住民説明会の実施時期や検討委員会の設置など、その進め方に問題はなかったか、また今後どのような説明責任を果たす考えかお聞かせください。 4)今後のスケジュールについて。 今後の明確なスケジュールの説明をしていただきたいと思います。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの佐藤 光子議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の2番から4番までの質問は後ほど教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1の緊急経済対策についての①アフターコロナに向けた取組についてとして、1)プレミアム商品券の発行についてのご質問であります。 商品券事業につきましては、これまで平成29年度の子育て応援プレミアム商品券、平成30年度の商工会商品券、昨年度のプレミアム付商品券と実施しており、市内経済の活性化対策として一定の効果があったものと認識しております。 午前中の板垣議員からの一般質問にもお答えをしておりますけれども、当市としましても業種を問わずに申込みのあった全ての店舗で幅広く利用することができるスーパープレミアム付応援チケットを販売をし、市内の消費拡大と3月から落ち込んでおります市内の景気にてこ入れをしたいと考えております。 次に、2)のマイナンバーカードの普及、活用についてのご質問でありますけれども、マイナンバーカードの普及につきましては、マイナンバーカード交付円滑化計画を策定し取り組んでおり、令和2年4月末現在となりますが、交付件数は4,139件、人口比率では13.27%となっております。 マイナンバーカードの申請につきましては、申請者の顔写真を撮影するサービスや、手続に不安がある高齢者のサポートなどを引き続き行うほか、仕事や学校などで平日の申請が難しい人を対象にした休日の申請窓口を開設するなど普及に努めております。 なお、マイナンバーカードの健康保険証利用につきましては、令和3年3月から本格運用が開始される計画となっていることから、市ではシステム改修や準備を進めているところであり、今後、国から具合的な取組スケジュールが出された段階でホームページや広報で周知を図ってまいります。 国が、令和2年9月からの事業開始を予定をしておりますマイナポイント事業につきましては、議員ご案内のとおり、接触機会が減少するキャッシュレス社会の構築とマイナンバーカード発行の普及を推奨するとともに、落ち込んだ消費の回復を図るため、ご自身のマイナンバーカードに該当するクレジットカードか電子マネーを登録していただくと、買物または現金チャージをした場合25%、最大5,000円相当額のポイントが付与される事業であります。 しかし、マイナンバーカードを使って登録する必要があることから、そのマイナポイント事業に併せ、市民向けチラシを全世帯へ配布し、マイナンバーカードの交付推進と制度の普及啓発に努めてまいります。併せて7月からは市民係窓口のほか、各窓口センター・出張所においてマイナポイント申込み支援を行ってまいります。また自治体ポイントを活用した地域消費拡大につきましては、引き続き検討をしてまいります。 以上が、佐藤 光子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から佐藤 光子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の2、学校教育についての①ICT教育についてとして、1)活用方法と効果についてのご質問でありますが、今年度から完全実施となった小学校学習指導要領では、教科横断的な視点に立ち、資質・能力を育成することが求められております。 小学校の場合は教科にコンピューターの使い方という単元があるわけではなく、各教科等の特質に応じて児童がコンピューターで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動を行っていきます。 教科書の中に示されているQRコードを読み込んで資料を見たり、学習の中で必要な情報をインターネットから得たりといった活動を通して、コンピューターを活用する能力を少しずつ獲得するものと考えております。また体育の授業での友達の動きを録画して動画を確認したり、ローマ字の学習と合わせてキーボード入力を行ったりする中で、その優位性に気づいたりすることが考えられます。 中学校については、技術・家庭科技術分野で情報の技術という内容があり、例えば情報の表現、記録、計算、通信の特性等の原理・法則と情報のデジタル化や処理の自動化、システム化、情報セキュリティ等に関わる基礎的な技術の仕組み及び情報モラルの必要性について理解することなど、情報の技術が学習内容として位置づけられております。主に操作やスキルについては技術・家庭科で、それ以外の各教科でコンピューターを活用することで教科横断的な視点から教育課程の編成を図ってまいります。 次に、2)家庭(自主)学習の取組についてのご質問でありますが、このたびの休校措置によりリモート授業、遠隔授業という言葉が注目されましたが、県内でも電子ドリルなどで家庭学習の支援を行っている自治体もありました。 ICT環境の整備により、家庭学習への支援として考えられることはとのご質問でありますが、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波が訪れた場合は、この後、家庭学習にどんな支援ができるのかの検討が必要と考えており、現在、各ご家庭のネット環境等の調査を行っております。 なお、全児童生徒に行き渡るコンピューター端末導入を予算計上しており、今年度末までの導入を予定しております。 次に、3)ICT支援員の活用についてのご質問でありますが、今後配置する考えはないかとのご質問でありますが、現段階では考えておりませんが、国や県の動向を注視してまいります。 次に、大きな項目の3、学校統合についての①鷹巣南小学校・鷹巣中央小学校の統合校の校名についてとして、1)から6)までのご質問は関連がありますので一括してお答えさせていただきます。 これまでの経緯等については、中嶋議員、久留嶋議員からの一般質問でもお答えしておりますが、12月定例教育委員会で一旦議決した校名案について、対象となる児童が受け入れられないというおさるべの名称再考を望む親の会からの署名の提出があり、その取扱いについて統合準備委員会に諮りました。6月5日の第5会統合準備委員会では事務局からの提案を審議してもらい、決定の方法等について確認したところです。令和3年4月には新しいスタートをしっかり切れるよう進めてまいります。 次に、大きな項目の4、合川公民館についての①合川公民館(合川農村環境改善センター)の解体及び新築についてとして、1)から4)までのご質問は関連がありますので一括してお答えさせていただきます。 まずもって、地域住民の皆様方に対しまして解体工事に遅れが生じていることを深くおわび申し上げます。 スケジュール変更の経緯につきましては、平成30年12月に該当する処分の規定等を秋田県からアドバイスをいただき、内容の協議を進め、令和元年9月に秋田県へ事前協議書を提出し、令和2年2月に国のヒアリングを受けております。 申請内容は、返還金の条件とならない規定により提出し、申請書に沿った内容で審査していただいており、回答を待つだけとなっております。 住民説明会と検討委員会は、新たな公民館機能が充実したものとなるよう地域の意見を多く取り入れたいということから、財産処分の手続と並行して進めてまいりました。当該事業は地域の活性化を図る上で必要な事業と判断していることから、今後想定される回答の時期を見据えて準備し、スケジュールを組み直しまして皆様にお示しするとともに、改めて住民説明会を開催し事業を実施してまいります。 以上が、佐藤 光子議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  再質問させていただきます。 通告書を出してから本日までに様々クリアされた問題も多々ありまして、なかなか再質問難しいところもあるんですが、初めの緊急経済対策については、ほぼ満額回答だったと思うので再質問はしません。 次の学校教育についてから再質問させていただきます。 タブレットやスマートフォンというものに関しては、先ほど効果等を説明していただいたんですが、スマートフォンやタブレットの依存症というものも併せて考えていかなければいけないと考えているんですが、その辺も含めて学習の中で何か対処できることは考えているのか、お聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) まず、1人1台のコンピューター、タブレットについては学校で保管いたします。したがって依存症、これは家庭で使われる場合の依存症ということだと今私は解したんですけれども、まず学校で使う分については決められた時間あるいは予定された時間の中で使ってまいりますので、そのことについては依存症ということについては心配しておりません。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  各家庭でも、その依存というものに関しては悩みどころではあると思うんですが、あと学校でタブレットが導入されるということで、子供たちにとってその使い方次第では、このタブレットが学ぶためのツール、学びの道具と認識されると思うので、どういったものを中に入れて活用していくかというものがとても大事になってくると私は考えているんですけれども、何か教材ソフト等を取り入れて中に導入して使っていくのかということの点についてお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 現段階で教材ソフトの導入については考えておりません。というのは、このコンピューター、先ほどお伝えしたようにカメラでQRコードを読み取って教科書などで進めていく学習の補完をするといったこと、それからネットとつないでいろんな調べ学習するとか、もう既に学校で行われていますが、体育の授業で例えば跳び箱をやるときにグループの中でビデオとして使っている、取りながら。もう一度グループで相談して跳び方を研究してしていくと、そういった使い方にまず使っていくことを今考えておりますので、その上で今度は文章を入力して文章を作っていく、こういったのも年齢の段階によりますけれども、発達段階に応じてその入力作業もやりながらコンピューターを活用できればというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  何か中に教材ソフトを入れて進めていくほうが、子供たちにとっては入りやすかったり、その中で学ぶことの楽しさを覚えていくんじゃないかなと私は思うので、他自治体でも取り組んでいる学習ドリル等を入れるべきではないのかなと考えておりますけれども、違う問題なんですが、タブレットというのは遠隔でもやりとりができるようになると思うんですが、市内の学校の間で遠隔でやりとり、交流したりする予定はあるのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 実は、遠隔の授業は現在、大阿仁小学校や阿仁合小学校の複式授業をやっているところで実験的に行っています。これは例えば大阿仁小学校の人数の少ないところと阿仁合小学校の人数の少ないところで大人数でいろんな意見を出し合えるというような体験をしていってみましょうと、これがどの程度できるかというのを現在やっておりまして、学校間同士で今やり始めたところです。この後についてはそういった検証も含めて検討していければなというふうに思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。予算のほうにも入っているので、委員会のほうでもしっかりと審議されるかと思いますので、家庭学習の支援のほうに移らせてもらいます。 大綱質疑の際に、各家庭のICT環境の状況を調査中だという発言がありましたが、現時点でその内容や結果が大体分かっている範囲でいいのでどういう状況なのか、分かる部分があればお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) まだ締切りになっておりませんので、まさに今調査している段階でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  インターネット環境がこの後結果が出ると思うんですけれども、環境がない家庭ももちろんあると思うんですが、そのない環境の方々に例えば第2波、第3波、その後起こり得る緊急事態が発生した場合、タブレットを貸出しとするかまだ分かりませんが、インターネット環境も含めて支援する考えがあるのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) これは、全国ではうちのほうは実質7日間という短い、ほかの地域に比べると短い臨時休業期間ではありましたけれども、非常に長くなっている自治体ではいろんな対策をしている情報が入ってきております。やっぱりそういったところの情報も含めて検討していければなと思っていますが、基本的にタブレットやコンピューターが入ってくる時期がまだしばらく後に、年度末までという回答させてもらいましたけれども、そういった時期になってきますので、なるべく早く入ってくれれば、第2波、第3波に対応してどうやっていけばいいかということは考えていきたいというふうに思っています。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  緊急時に家庭用にWi-Fiルーター、モバイルのWi-Fiルーターを貸し出している自治体もありました。そして今回の休校で先生たちがプリント等を配ったりという対応で北秋田市は行ったかと思うんですが、国で子供の学び応援サイトというサイトを、臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイトというものなんですが、そういうものを先生や家庭に推奨していたということもあるので、そういったこともしっかり親御さんのほうに情報発信するというやり方も徹底していただきたいなと思います。 そして、ICT支援員についてなんですが、数年前にも質問の中で扱ったと思うんですが、現時点でもその予定がないということなんですが、研修のみで対応することが可能と捉えているのかということでよろしいのか、お聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) まず、私も国のサイトを見ていろいろ勉強していました。実は5月7日から再開させて間もなくですけれども、全部のその前の4月と合わせて全ての学校を回って子供たちの状況を見て歩いたんですが、そのときに校長にお願いして歩いたのは、これまで配布したプリントというのはドリルが中心なんですね。でも2波、3波で長くなった場合にドリルだけでいいのかということを校長と議論して歩いた。いわゆるプリントの中で予習していけるようなプリント、先に学習を進めていけるようなプリント、そういった提示の仕方はできないか、これを今各学校と合わせて私たちも研究しているところです。これはコンピューターがあれば、またコンピューターの中で考えることもできますし、紙ベースで考えることも私はできると思っていますので、最終的には子供たちの学習の遅れが出ないように、どうやって取り組んだらいいかというそういったところを考えているところです。 ICT支援員については、本当に雇えれば大変いいんですけれども、予算全体の中もありますし、今、国で加配教員という形でいろいろ例を示してきているところもございますので、これは国と県でお金を出す加配教員なんですが、そういう加配教員の使い方も含めてどういった方向になるのか注視しているところです。 いずれにしても、もし必要であればコンピューターが入ってからということになりますので、この後検討していくということになろうかと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  加配教員の説明と、国でもICT支援員を必要不可欠な存在だというふうに捉えて推奨しているという点もあるので、それを北秋田市が設置しなくても教員の先生たちだけでそれがクリアできる問題なのか、現時点での先生たちの能力をどのように評価、ICTの操作だったり、もう既に大画面で使ったりということはしていると思うので、その辺の評価をどう捉えているのか、お聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) まず、本市の教員についてなんですが、本当に研修熱心で、去年の夏にもプログラミング教育の研修をやっていただきましたけれども、職能短大等と連携してやっていただいたんですが、そういった中でも大変勉強されておりまして、学校訪問してもコンピューターや、それから大型提示装置、それをよく活用してくれていると思っています。そういった中で私が先ほど話したような活用については、今後また先生方と話しながら状況を見極めていきたいというように考えております。能力は高いと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  ICT環境というのは常に更新されて、かなり複雑化していくもんだと思っています。この先もどんどんどんどん更新されていくと思うので、やはりそういう点に関しては専門家を置いて先生たちの負担も減らしていくべきだと思うので、他自治体の例ですがICT支援員をUターンで雇用した事例もあるようなので、そういったことも参考にしながらぜひ配置していただきたいなと、先生たちの負担も減らしていただきたいなと思います。 次に、学校統合の校名について移らせていただきます。 私、3番目なので、様々もう答弁出ている部分もあるんですが、その中でもアンケート、子供たちに受け入れられないということで何度も差戻しとやりとりあったかと思うんですが、教育委員会の中でも教育長は子供たちにおさるべの由来について説明したり話して聞かせる必要があるというふうに発言されているようですが、先ほどの2人の議員の中でも答弁はあったんですが、そのアンケートの内容がどういったものだったのか、ここでお聞かせください。子供たちに対するアンケート。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 子供たちに対するアンケートについては、ちょっと私ども教育委員会としてやったわけではなくて、おさるべの名称再考を望む会の人たちが子供たちにとった。ここではないです。あとは学校で今回校名についての子供たちの状況を把握したのは学校で把握しております。ちょっとその内容については持ち合わせておりません。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  学習会をして、その後、子供たちにその歴史の理解度だったり、この校名でいいのかというアンケートが行われたという話を聞いているんですが、その結果を先ほど中嶋議員のほうからも9割方の子供たちがノーと答えたという回答が出ているので、私としてはそれが全てなように感じるんですが、子供たちが答えた、9割の子供たち、8割、9割の子供たちがノーと答えたことに対して、教育委員会としてどのように配慮した、再投票することになったんでしょうが、どのように配慮したのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) その子供たちのアンケートというのは、実は統合準備委員会の中で各学校の校長先生からこういった形で出ました。中央小学校のほうは約9割の子供たちが、おさるべの由来は、文化は分かったけれども受け入れられないと答えをしています。それから南小学校のほうは最初はそうでもなかったんですね、数字はそうでもなかったんです。ちょっと今その数字は出てきませんが、でも南小学校のほうでもその由来について地域の方からお話を受けた後で聞いたら、ある程度の反対はあったと。それがまたしばらくしてから、それは最初の2月の段階です。それがまたその後、若干変動があったということは報告を受けております。よろしいでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  今回このような事態になっているのは、投票が行われて子供たちが受け入れられないという結果だと思っています。そういった経緯を経て投票の結果でこういう事態が起きてということを考えると、再投票することに違和感はあるんですが、再投票することにした理由をお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) これは、教育委員会に最終的にお任せするということで教育委員会に諮問されました。教育委員会の中で委員の方々の意見を聞いたときに、もう一度地域の方々に投票してもらうべきだと、そういった意見も出されて、それを統合準備委員会でお話しした上で、皆さんでその方向性を最後に決めたというふうなことでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  私としては、こうなってしまった以上、最後は子供たちがこの名前を背負っていくので、子供たちが最後決めるべきだったんではないかなと私自身は思っています。同じような形で結局決まらなかった投票でまた再投票するんですが、決まらなかった再投票ということにどんな意味があるのか分かんないんですが、教育委員会、市教委や準備委員会で決まらなかった、決めることができなかったその在り方というものにも疑問を抱いていて、最後は結局地域住民に委ねているという形になっています。それをどう受け止めているのか、自分たちで決めることができなかったことに対してどう受け止めているのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 非常に私は残念でなりませんというんですか、そういう思いでいっぱいです。やっぱり委員おっしゃられるように話合いやそういった中で決まってほしかった。それから準備委員会の中で最初に世帯1票の投票にしたということを決めたときには、これはよかったなと思ったのは、世帯の中で話合いが行われて、いろんな子供と大人と話合いが行われてなされてきたもので決まるのであればよかったなというふうに感じていたので、非常にいい決め方だなというふうに感じておりました。それが実際に出てきたものに対して世帯の中で話がされていなかったとか、そういったご意見もありまして、さらに子供たちが「さる」が入るからとかという理由で反対しているという話も聞こえて、いや、それはそれだけで反対ということではないだろうということで、もう一度その文化について子供たちにしっかり学んでほしいというふうに思ったので、議会にかける前に1月の段階で、もう一度検討してもらうという、学校で子供たちの指導をした上で検討してもらうという、そういう手順で進めてきたところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  様々言わせていただいていますが、検討準備委員会で決定したことなので、そこにこうやって口出しすることはいささかルール違反な気はするんですが、先ほど来、投票の仕方だったり教育長が話されていることなんですが、世帯全員分、赤ちゃんだろうが何歳だろうが親が決めて、判断することができない年齢の子供に関しては親がという話をしていたんですが、そういうことが起きているからこういう事態になっていると私は思っているんですけれども、その辺に関してもしっかりと準備委員会なりで決めることができなかった部分に関して、まだ配布していないということだったので、しっかりその辺は皆さんが迷わないようにしていただきたいというのと、その世帯に何人いるかという確認はどのようにするのかということについてお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) この後配布する段階では、皆さんに分かりやすいように配布することは当然努めていかなければならないというふうに思っています。そして前には、ちょっと今出てこないんですが、40幾つの中から選んでもらいました。でも今回は限定していますので、それぞれの校名についてこんな意味合いを持たせていますよということを中にうたっていますので、そういったのも判断の一つの材料にしてもらえればなというふうに思っております。 世帯の人数の確認については、そこは次長から答えさせます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  世帯の確認というご質問でございますけれども、今回のアンケート投票につきましては世帯の名前を書いてもらうということで、出した方の疑いといいますか、そちらのほうは信用しながらやっていくという形にしております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  ちょっとその辺に関しては理解ができないのですが、意思表示ができない子供たちの回答を親が書くということに対して、これは礼儀的によろしいことなのか、そういう部分と、世帯の人を信用するということで各世帯の人数を把握するというやり方が本当に正しいことなのか、それも含めてもう一度答弁をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) ここは地域でつくる学校ですので、やっぱり地域でつくる学校に対して地域の人たちが申請したことを私は信じて、その数でいきたいと思っています。あとは、書いてきた世帯と投票した数が違ったりすると、これは無効にさせていただきますが、次長が話したように世帯主の方のお名前も書いているそういった紙ですので、それは信じていきたいと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  どうしましょう、私はそのやり方はおかしいと思います。そして今回のこの投票用紙の案は恐らく教育委員会がつくったと思うんですが、先ほど聞いていた3つの案プラス4つ目、希望なし、選ぶことができない人の欄が設けられているということなんですが、これを記載する意図は何なのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) これも準備委員会の中でそこも議論されたところで、先ほど中嶋議員のときにもお話ししましたが、おさるべ小学校、それから清い鷹の清鷹小学校、鷹巣中央南小学校、この3つの中のどれも選べないといった方の意見については、希望はないといったもう一つの欄を設けたところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  その4つ目を設ける意味は、私にとっては全然全く必要性が感じられなくて、希望がない人はその欄を書かなければいいだけであって、その4つ目を設定することによって、またさらに票が割れるという事態が起きるので、ここから間に合うのか分かりませんが、まだ配布していないということだったので、4つ目は入れる必要がないのではないかなと私は思いますので、それだけ要望しておきます。そして子供たちにとってよりよい形で学校をスタートさせなければいけないと様々な場面で発言されておりますが、子供たちにとってよい形というのが今回どのような形なのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) やっぱり、子供たちが自分たちの学校をつくっていくんだ、そういう思いですよね。それは私は学校の校名だけじゃなくて学校の教育活動全体だと思っています。自分たちの学習活動、あらゆる教育活動を充実していく、そういった学校をつくってやることが一番の私らが学校をつくるポイントだというふうに思っています。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  私もそう思います。子供たちが自分たちで、地域も含め自分たちで学校をつくっていくんだという思い、それに限ると思います。北秋田市の教育の重点目標に、「自分で判断し自分で行動できる力を育てる」という文面があります。ご存じだと思いますが、それを考えると、今回一度決定したものの、子供たちが受け入れられないということで多くの方々が悩んで行動してこのように議論するという状況になっていることは、子供たちが自分たちで判断して声を上げるという行動に出たからだと私は思っています。なので、これが結果として今後投票という形で出るんだと思いますが、今回のことで、これからを創造していく子供たちが声を上げるということ、そのことについて学んでくれたとするならば、とてもいいことだったのかなと思います。その声が届くことを願っています。 そして、最後確認なんですが、スケジュールについて。 9月定例会だともう間に合わないのかなという感覚があるんですが、今後6月中に校名が決まったとして、臨時議会が7月等に考えられるのかどうかの確認をさせてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 先ほどの私の説明の中で少し足りなかったところを補いたいんですが、受け入れられないといった子供たちにとって、子供たちそのものが成長の過程なんですよね。それを地域の人や大人のいろんな考えを子供たちにこれから理解させていくことも私らの仕事だと私は思っています。今回、おさるべについての勉強会やったんですが、それだけじゃなくて、やっぱり自分たちが育っていく上で、この地域を離れてからも、いや、例えばですね、おさるべが子供たちが嫌っているとしても、今嫌っているとしても、いや、その名前がよかったなと将来思えるような、そういった子供たちでもあってほしいと思いますので、子供たちの意見が今こうだからではなくて、それも踏まえてどうやっていかなきゃいけないかということを私は地域の方の意見を聞いて子供たちに下ろしていければなというふうに思っています。そういった意味でも、今回のもう一度意見を伺うといった、そういった流れになってきたというふうに思っています。 スケジュールについてなんですが、それについてはちょっと次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  スケジュールにつきましては、午前中の答弁でもお話しいたしましたけれども、この後、結果を待って、その結果につきまして統合準備委員会のほうにお示しして、その統合準備委員会の案という形でまとめてもらって、その後、教育委員会のほうを開きまして、教育委員会のほうの承認を得ながら、その後、議会提出というような段取りになりますので、いましばらく時間はかかると思っております。ですので、出来次第速やかに議案のほうは上げたいと思っていますけれども、その段取りによって日程のほうは決まってくると思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  教育長の話を聞いていると、どうも、おさるべ押しというか、中立じゃないような感覚になるんですが、その辺はもう既に投票することで決まっているので聞きませんが、スケジュールのほうなんですが9月定例会で間に合うものなのか、現時点で決まっていないということなんですが、9月定例じゃなく、その前で行われるのかだけ確認させてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  繰り返しになると思いますけれども、議会の日程等もございます。日程もあると思いますので、その辺については今後の状況によって進めていきたいと思っております。ただ、できるだけ早い時期に上げたいというふうには考えております。   (発言の声) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問でない人は発言しないでください。 教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  9月の議会でお話をしていますけれども、学校統合名につきましては4月1日から統合という形になりますので、その前に決まればいいというふうに思っています。ただ、いろいろその準備段階に入りまして、統合名決まっていないとなかなか進めないこともありますので、早めに統合校の名前を決めて進めたいという気持ちでございます。今後の日程につきましては今言ったような形で、いつになるか分かりませんけれども、できるだけ早い段階で提案したいなと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  これ以上聞いてもきっと答えてもらえないと思うので、本当はその臨時があるのかなというのを確認したかったんですが、先に進めさせていただきます。 合川公民館について再質問させていただきます。 答弁がちょっと曖昧だった部分もあるので、先月行われた検討委員会と現時点で変更になっている部分があれば、もう少し詳しくお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  検討委員会後の変更というようなご質問でございますけれども、前回検討委員会におきましては、6月議会のほうに解体費のほうを載せられないということで、スケジュールの変更等の説明をさせていただいております。その中で財産処分の手続中ということもお話しさせていただいていますけれども、その後、財産手続のほうも進めておりますので、ただ、許可のほうがいつ下りるかは決定していませんので、その状況を待っている状況でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  当初は6月定例会に上程するはずだった解体予算なんですが、国の許可がこれに間に合わなかった理由は何ですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  教育次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  財産処分の手続につきましては、いろいろ申請等、途中で県との相談しながら進めてきたところではございますけれども、結果的に現在下りていないという状況でございます。下りなかった理由といいますか、現在手続中ということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  6月定例に間に合うようにスケジュールされて進められてきたものだと私は認識しているんですが、国のほうから何の返事もなかったということなのか、下りるようにどのようなアクションというか、やりとりが行われたのかお聞かせください。
    ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  その件については産業部長のほうから答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(金澤聡志)  ただいまの国とどのような交渉がされたのかということでございますけれども、農水省の財産処分等の基準に従いまして、まず農林課と生涯学習課が連携して、国と県とまず申請に向けて書類の整備とか、あるいは協議を何回も繰り返しています。その中で対応期間内であるということで補助金の返還に伴うそういう処分のほうも検討しましたけれども、最終的に間接処分財産という方法で対応することと決まりまして、それでその財産を処分することによって収益が上がらないということで、納付金というか補助金返還が生じないということで結論が出ております。 そして、それに伴いまして書類の内容の妥当性が認められてからでないと承認申請ができないということでしたので、その間接補助処分というのが認められて今回6月5日になりますけれども、県のほうに認められて承認申請書を提出しております。そして県のほうからは6月9日付で国のほうにまた申請を出していただいておりますので、書類の妥当性が認められて、それから申請が出て、あとは結果を待つだけという状況でございます。ですので明確には言えませんけれども、それほど長い時間を要さなくても下りるのではないかと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  6月5日に提出されて、9日に国に資料が行ったということなんですが、それがその前に6月定例に間に合うようにできなかったことだったのかということも聞きたいところなんですが、私が言いたいのはそういうことではなくて、地域の人たちがとても期待している建物でもありますので、要は最終的にはいいものができればそれでいいのかなとは思います。ただ計画として進めているものだったので、それについてしっかりともう住民説明会もやっているし検討委員会もスタートしているので、もう少ししっかり進めていくべきだったんじゃないかなと。コロナという状況下ではありましたが、そういったことも含めてやれることがあったんじゃないかなと私は感じています。 そして、新聞記事、北鹿新聞さんだったと思うんですが、その中で今年度中の解体も検討しているという記事を見たんですが、それが事実なのかどうか、検討委員会では1年延びるよという説明があったんですが、今年度中の解体も想定しているのか確認させてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) まずもって、その見通しの甘さについては、私からさきの議会等でもおわび申し上げましたが、非常に見通しが甘かったことはおわびしたいと思います。 この先のことについては次長から答えさせます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  現在、まだ国の先ほど言った財産処分の書類のほうで下りてきていません。ただ下りる時期等を見ながら今後早期にできるかどうかというのを内部でまだ検討中でございますので、今のところは内部で検討しているということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  内部で検討しているということなんですが、可能性として今年度、それが一度もう今年度解体するんだよ、来年度建てますよという説明をしていて、つい先日、やっぱり1年延びますという説明が検討委員会であって、皆さん動揺しているというのもあるので、それを可能性としてまだあるんでしたら、地域の皆様が耳にするというのをもう少し考えて発言していただきたいなという、記者さんのほうにもそうなんですが、出てしまうとそう思ってしまうので、本当に1年延びるのか、1年延びるということは地域の皆さんが本当は2年間休めば済む話だったのが、今コロナの関係もあるので3年休むことになるので、その辺も含めて可能性としてどの程度、今年度もし6月中にその回答が出る可能性があるんだとしたら、先ほどの統合校名案も含めて臨時議会を行う可能性もできるのかなと思うんですが、その辺どのように考えているのか、ここで答えていただきたいなと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  教育次長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  可能性のお話になるかと思うんですけれども、まずいつ下りるかというのをはっきり分かった時点で物事進んでいかなければ、またこのように混乱させるかなと思っておりますので、今のところ先ほど言いましたけれども、内部ではできるだけ早く進めていきたいなと思っているところでございますので、この後の状況を見ながら、それこそ市長を含め相談していきながら進めたいなと思っております。その際につきましては、今回準備委員会のほうにスケジュールがちょっと変わるということで早めにお知らせしたんですけれども、またこの後変わってくるんであれば説明をしていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。ここに至るまで、ここ数年だと思うんですが、計画が計画として進まないという事例が何度か私の記憶としてはあるんですが、昨年のわんぱぁくもそうなんですが、それを市としてしっかり計画しているのであれば、それをどのように進めていくかは、この行政の皆様の働き方次第だと思うので、しっかりと計画している以上、進めていけるように取り組んでいただきたいなと思います。 以上で私からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、6番 佐藤 光子議員の一般質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (15時01分)...